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イタチ

可愛いだけじゃない!イタチの本当の姿と屋根裏に入った時何が起こる?

2025.6.13

目次

くりくりとした目に、ふわふわの毛並み、細長い体で器用に動き回る姿。イタチはその見た目の愛らしさから、SNSなどでも話題になることが多い動物ですよね。

実際、ペットとして飼われているフェレットもイタチの仲間で、好奇心旺盛な性格や人懐っこさに癒される人は少なくありません。

ですが、そんなイタチがもしも屋根裏に棲みついてしまったら?

そんな時には“可愛い”という印象が一変するかもしれません。

イタチが屋根裏に入る理由

イタチ
画像引用元:pixabay
イタチはもともとどういうところに住んでるの?
イタチは本来、狭くて静かで暗い場所を好む動物です。

屋根裏はまさにイタチが好きな環境であり、特に寒い冬や繁殖期には、絶好の隠れ家や巣作りの場所として選ばれやすくなります。

小さな体を活かして換気口や屋根の隙間から簡単に侵入するため、古い住宅や空き家では特に注意が必要です。

イタチが屋根裏に住みついたときの影響は?

イタチが屋根裏に棲みつくと、いろいろなトラブルが起こります。
  • 夜間に走り回る音で睡眠を妨げられる
  • フン尿による悪臭やシミ、断熱材の劣化
  • ノミ・ダニなどの衛生害虫の発生
  • 電気配線をかじることでの火災リスク

実は噛む力も強いイタチ。体の大きさに対して、イタチの噛む力は虎やライオンより強いと、BBC Earthで紹介されています。

動画引用元:BBC Earth

「イタチって可愛いけど、屋根裏で暮らされると困る…」という声が出るのも当然かもしれません。

引用:Controlling Nuisance Weasels in Missouri

可愛いイタチと共存するために私たちにできること

野生動物であるイタチに対して、むやみに手を出すのは危険です。

イタチと共存するためにどうすれば良い?
屋根や壁の隙間、換気口、床下通風口など、小さな入口を塞ぎ、侵入を許さない住環境の整備が大切です。

また、住環境を整備することに加えて、忌避剤の利用や、巣の撤去後の消毒・清掃また、再発防止の定期点検といったステップが重要です。

もし被害がすでに出ている場合には、地域の害獣駆除専門業者に相談しましょう。

イタチ
画像引用元:pixabay

まとめ

イタチの存在は、人間の暮らしに思わぬ形で影響を与えることがあります。

可愛いけれど、屋根裏に棲まれてしまうと困る、そんな野生生物。見た目が可愛いイタチのギャップを知ることで、私たちはより賢く、自然と共存する道を探れるのではないでしょうか。

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