シベリアンハスキーは何型犬なの?特徴や性格をご紹介
2024.7.25
目次
見た目のカッコよさから人気の犬種であるシベリアンハスキーですが、どんな特徴や性格をしているのでしょうか。
今回は、シベリアンハスキーについて詳しくご紹介します。
シベリアンハスキーとは
シベリアンハスキーはアメリカ合衆国が原産の犬種で、ロシア・シベリア地方でソリ引きをしていた犬種が祖先だとされています。
スピッツ族に属する犬種で、北極点をとりまく高緯度の地方にいる俗にいうエスキモー犬の一種であり、アラスカン・マラミュートやサモエドと近親関係にあります。
冬はそりを引く犬、夏はボートを引く犬として使用され、また狩りの助手としても活躍していました。
遠吠えする声がしわがれることからハスキーと命名されました。
参考引用:シベリアン・ハスキー | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ
シベリアンハスキーの特徴
見た目
毛の色が印象的で、ワイルドな容姿を持っています。
オオカミに似た顔立ちですが、性格は友好的で従順です。
ピンと立った耳や、とても厚いダブルコートを持っているのが特徴。
この分厚いダブルコートは、極寒の地でも体温を一定に保てるようにするためのものです。
被毛の色は主に、レッド&ホワイト・ブラック&ホワイトの2種類があります。
また、シベリアンハスキーは目の色にも特徴があります。
日照時間の少ない環境で暮らしていたシベリアンハスキーは、メラニン色素が少なくもともとは青い目をしているのが主流でした。
ペットとしてさまざまな地域で飼われ始めると、日照時間の変化などの影響から目を守るために茶色などに変化するようになりました。
中にはその過程で、片目だけ対応するようになった、いわゆる「オッドアイ」の個体も存在します。
大きさ
一般的に、成犬体重が10㎏未満の犬を小型犬、25㎏までを中型犬、25㎏以上を大型犬とすることが多いです。
シベリアンハスキーのオスの体高は平均53.5〜60cm、メスは平均50.5〜56cmです。
また、体重はオスが体重20.5〜28kg、メスが15.5〜23kgほどになります。
シベリアンハスキーは一般的に中型犬に分類されていますが、体高と体重の基準によっては大型犬に分類されることもあります。
「一般社団法人ジャパンケンネルクラブ」では、シベリアンハスキーは中型犬とされています。
私の意見からすれば、飼育されている犬種の中では大型の部類に入ると思っているので、シベリアンハスキーは大型犬!だと思っています。
シベリアンハスキーの性格
オオカミに似た見た目から、少し怖いイメージを持っている方も多いではないでしょうか。
シベリアンハスキーは、見た目と反して攻撃性は低く、友好的でおおらかな性格をしています。
また、活発でエネルギッシュであり好奇心旺盛です。
シベリアンハスキーは、シベリアの先住民と群れを成し狩猟犬やソリ犬として生活していたことから、とても社会性が高い犬種です。
穏やかな性格なこともあり、他の人間や動物とも仲良くすることが可能で、家族に対してもとても従順なので、よいパートナーになってくれるでしょう。
シベリアンハスキーに必要な運動量
ソリ犬として活躍した歴史をもつシベリアンハスキー。
ソリ犬として活躍するためには、高い身体能力があること、長時間の移動に耐えられる体力、極寒の地での厳しい環境にも耐えられる強靭さなどが必要になります。
このため、シベリアンハスキーは運動要求量が他の犬種と比べても高いです。
シベリアンハスキーを迎え入れる際には、毎日の散歩の時間をしっかりと確保してあげましょう。
1日の散歩に必要な時間は2時間程度で、朝晩の2回に分けるのもおすすめです。
シベリアンハスキーは暑さにとても弱いので、過ごしやすい時間帯でこまめに休憩を挟みながら散歩してあげましょう。
逆に冬の寒さには強いので、冬は長時間散歩させてあげると喜びます。
シベリアンハスキーはヨーロッパやシベリアで人気の理由は?
シベリアンハスキーは、ヨーロッパやシベリアで特に人気が高い犬種の一つです。
その理由は、その活発で健康な体や美しい毛並み、そして独特の性格にあると言われています。
また、ソリ犬としての役割を果たしてきた歴史的背景から、そのタフさやスタミナにも魅力が感じられます。
親しみやすく協調性の高い性格は、多くの人々から愛され、世界中で人気が高まっています。
最後に、フィンランドでソリ犬として活躍するシベリアンハスキーの動画を紹介します。
まとめ
今回はシベリアンハスキーについてご紹介しました。
体も大きくオオカミに似た見た目から、怖がられることも多い犬種なのではないでしょうか。
ただ、シベリアンハスキーはとても明るく友好的で社交的な面がある性格をしているので、しっかりと人間と関係性が築けていれば、恐れる必要は無い犬種です。
オオカミに似ているから・カッコイイから、といった理由で飼育を検討している方もいますが、もし飼育される場合は、責任をもって愛情を注いであげてくださいませ。