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キリン

最高の動物キリンの寿命や特徴とは。キリンの生態をご紹介

2023.1.28

目次

今回は現代の地球上で最も高い景色を見ることができるキリンについてご紹介します。

キリンの特徴や生態

キリンは鯨偶蹄目キリン科キリン属の哺乳類の動物。主にアフリカ大陸に生息している。

最大の特徴は何と言っても長い首と手足。5m前後の身長は、現代に生きる動物では最も背が高い動物です。※陸上動物の中でになります。海洋生物も入れるとクジラの方が圧倒的で大きいです。

キリンはその高い身長を活かして、木の上の草木を主に食べます。

これは、自然界の生存競争で勝ち残ってきていることを意味すると私は思います。

何故なら、キリンの生息しているアフリカは草食動物がたくさん生息している。その分餌となる草木もたくさん生えているわけですが、乾季雨季を繰り返すサバンナでは、常に草木が豊富なわけではありません。

地上付近の草木は、小動物からガゼル・ヌー・シマウマなどが食べます。

そこでキリンは長い首を活かして高い木の上の草木を食べることで、食料の確保をしています。

キリン
画像引用元:Pixabay

キリンの大きな体を保つ為には、食料確保は必然ですね。

キリンは単独でいることも多いイメージですが、実は群れをつくる動物です。単独でいるように見えても、意外と近くに他の個体がいたりします。またその群れはメスが中心になっていることが多い。

キリンの舌が紫や黒の理由

キリンの舌は、紫色をしています。黒色と言う人も。私は紫色に見えます(笑)

キリン
画像引用元:Pixabay

さて、なぜキリンの舌はこのような色をしているかご存知でしょうか。

それは、ずばり!【日焼け防止】の為だそうです。

背が高いキリンはそれだけ太陽に近いということです。

その為、舌の日焼けを抑える為に、紫外線を遮断する確率が高い、紫色(黒色)をしているのだそうですよ。

キリンの寿命

キリンの寿命はどれくらいなのでしょうか。

キリンの寿命はだいたい25年前後だと言われています。これは野生化のキリンの寿命で、飼育下だとキリンの寿命はもう少し伸びるそうです。

飼育下のキリンには40年もの長い期間、生きている個体もいるそうです。

その為、野生化ではキリンの寿命は25年前後、飼育下でのキリンの寿命は、同じくらいの25年前後からといった感じです。

野生化は弱肉強食の世界なので、25年近く生存できる個体は少ないのではとも思います。

キリンは絶滅危惧種

キリンは絶滅危惧種に指定されております。

出典:レッドリスト キリン

個体数は6 ~ 7万頭ほどです。

主な原因は、狩猟や生息地域の減少。生態系の変化などが考えられています。

日本国内はもちろん、海外の多くの動物園で飼育されているキリン。

その為、各動物園でも繫殖環境を整えて、個体数増加の種の保存の活動が実施されています。

キリン
画像引用元:Pixabay

まとめ

今回はキリンのご紹介をしました。

最も背が高い動物のキリン。子供の身長でさえ、人間の大人の身長をあっという間に抜いていきます。

これだけ大きいキリンですが、草食動物なのでライオンに狙われる場合もあります。

弱肉強食の世界で生きるキリン。

最も高い視点で見つめる先に見える景色は、いったいどのようなものなのか。

私も実際に見てみたいものです。笑

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