花火

花火はなぜカラフルなの?炎色反応の科学についてご紹介

2026.7.13

目次

夏の夜空に広がる花火、キレイですよね。花火の色は偶然じゃなく、化学の力で計算されて作られているんです。

今回は花火の色の秘密と、江戸時代から続く日本の花火の歴史を合わせてご紹介します。

花火の色は「金属」が決めている

花火の色の正体は「炎色反応(えんしょくはんのう)」という化学現象です。金属化合物(金属の粉末を含む火薬)を高温で燃やすと、金属の種類によって決まった色の光を出します。花火師はこれを利用して、入れる金属の種類を変えることで、さまざまな色を作り出しています。

実は身近なところにも炎色反応はあります。料理中にガスコンロの炎が一瞬黄色くなることがありますよね。あれは鍋から飛んだ食塩(塩化ナトリウム)のナトリウムが炎色反応を起こしているのです。

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なぜ金属によって色が違うの?

炎色反応が起きる理由は、原子の中にある「電子」の動きにあります。少し難しいですが、順を追って見ていきましょう。

炎色反応のしくみ

  1. 金属が高温の炎にさらされると、原子の中の電子がエネルギーを受け取って「興奮した状態(励起状態)」になる
  2. 興奮した電子はすぐに元の安定した状態(基底状態)に戻ろうとする
  3. 戻るときに余ったエネルギーを光として放出する

金属の色と化学との関係

炎色反応は中学・高校の化学の定番テーマです。

Li(赤)・Na(黄)・K(紫)・Cu(緑青)・Ca(橙)・Sr(紅)・Ba(黄緑)が代表的な組み合わせです。

花火を見るたびに思い出すと理科の復習にもなりますよ!

引用:花火の色の仕組みとは?炎色反応について解説!

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色が変わる花火はどうやって作るの?

打ち上げ花火の玉の中には「星(ほし)」と呼ばれる小さな球が入っています。この星に異なる金属を含む火薬を層状に重ねて作ることで、外側から順番に燃えて色が変化する花火が生まれます。

たとえば「外側に黄色(ナトリウム)→中間に青(銅)→中心に赤(ストロンチウム)」の順に重ねると、黄→青→赤と変化する花火になります。日本の花火師たちはこの技術を長年にわたって磨き上げてきました。

青い花火がいちばん難しいって本当?
本当です!青色を出す銅(Cu)は、他の金属に比べて安定した青色を出すのが非常に難しく、温度管理や他の成分との組み合わせに高度な技術が必要です。

青色の鮮やかな花火は「花火師の腕の見せどころ」とも言われます。

日本の花火師たちが長年の研究で生み出した「青」は世界トップレベルとされています。

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まとめ

花火がカラフルな理由は、金属の種類によって炎の色が変わる「炎色反応」という化学現象を利用しているためです。赤はストロンチウム、黄はナトリウム、青は銅、緑はバリウムというように、金属と色が対応しています。

今年の花火大会では、色を見るたびに「これはどの金属だ?」と考えてみると、いつもと違う楽しみ方ができるかもしれません。

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