オオクワガタの生息地はどこ?特徴や生態や寿命と共に知ろう!
2023.8.31
目次
今回はオオクワガタについてご紹介します。
私は小学生の頃、カブトムシよりクワガタ派でクワガタの中でもオオクワガタが一番好きな昆虫でした。
オオクワガタの生息地について
オオクワガタは、日本を含む東アジア地域に生息しています。
主に山岳地帯や森林地帯を好みます。
日本国内にも野生のオオクワガタは生息しており、北海道・本州・四国・九州とほぼ全国各地に分布しています。
オオクワガタは、広葉樹の森林や竹林など、豊かな植生がある場所で、湿度の高い環境を好みます。
日光を遮るような樹冠がある場所に好んで生息しているため、腐植土や朽木のような湿った環境で見られることが多いです。
雨季や夏の湿潤な気候下で繁殖活動を行います。
オオクワガタの特徴について
オオクワガタの特徴は何といっても、その大きさと力強い姿。
成虫の体長は約5〜8センチメートルであり、特に雄は大きくて角が長いことで知られています。
最大9cm近くになる個体も発見されています。
クワガタの種類の中でも名前のとおり、最大種の1つです。
角は雄同士の闘いや求愛行動で使われるため、その存在感は圧倒的です。
また、オオクワガタは黒褐色の体色を持ち、光沢のある外見が美しいとされています。
オオクワガタのオスはとても大きな顎(大顎(だいがくと読む))を持っています。
この顎は木の幹を嚙み砕けるほど強力で、オス同士の戦いにも用いられます。
オオクワガタの寿命について
オオクワガタは、昆虫の中でも長寿な種類の一つです。
一般的に、オオクワガタは約1年から3年ほど生きることができます。
もちろん、この寿命は野生下・飼育下や個体差によって変わります。
長生きする個体では4 ~ 5年生きる個体もいるそうですよ。
オオクワガタの保護活動について
現在オオクワガタは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に属している絶滅危惧種になります。
絶滅危惧II類 (VU)とは 絶滅の危険が増大している種
特に都市部では森林や山の減少に伴って、オオクワガタの生息地が少なくなり、野生のオオクワガタが減少傾向です。
またオオクワガタは人気の種類でもあるので、人間による乱獲も減少の原因の1つと言われています。
そこで、オオクワガタを保護するための活動も行われています。
例えば、 自然保護団体や地元の自治体は、オオクワガタの生息地を保護するための取り組みとして、森林の保全や再生、環境教育などを行っています。
また、 サービスや自治体によっては、違法な捕獲や密輸を取り締まるための取り組みを行っています。
例えば、オークションサイトでの絶滅危惧種の販売禁止や条例で採集が禁止されている地域もあります。
ただ、上記の取り組みだけで劇的にオオクワガタが増加するというわけではありません。
そのため、保護活動に関わっていなくても、私たち一人ひとりがオオクワガタが絶滅危惧種だということを意識する必要があると思います。
まとめ
今回はオオクワガタについてご紹介しました。
国内にも生息しているオオクワガタですが絶滅危惧にもなっている。
未来でもオオクワガタの姿が見れるように、保護への意識を高くもつ必要がありそうですね。