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レッサーパンダ

かわいいレッサーパンダこそ元祖パンダ!?豆知識と共に特徴をご紹介!

2024.4.17

目次

英語では赤いパンダ。名前の由来は小さいパンダ。

だけど!元祖「パンダ」はこちらだ!レッサーパンダについてご紹介します。

レッサーパンダの特徴

レッサーパンダってどんな動物?

哺乳綱食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属

体長は50 ~ 60cmで小型犬から中型犬くらいのサイズです。

パンダ=竹というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、その通りでレッサーパンダも竹や笹が大好物です。また果実(リンゴやバナナなど)の甘い果実も好んで食べます。動物園などで飼育されているレッサーパンダには、リンゴやバナナなどの果実を与えているところも多いようです。

レッサーパンダの爪

レッサーパンダの爪は意外にも結構鋭い!この爪を使って木に登ったり餌を手に持ったり。見た目はかわいいが立派な武器をお持ちです笑

レッサーパンダ
撮影者:KATSU(撮影場所:東山動植物園)

レッサーパンダは結構器用な動物なので、こちらの画像のように物をしっかりと掴むこともできるのです!

物を掴むレッサーパンダ
画像引用元:Pixabay

こちらの動画では手を使って器用に笹を食べる様子をご覧いただけます!

撮影者:KATSU(撮影場所:東山動植物園)

レッサーパンダの顔

レッサーパンダの顔は、身体から続く茶色の体毛がメインで、頬と鼻の周りが白い体毛なのが特徴です

レッサーパンダ
撮影者:KATSU(撮影場所:東山動植物園)

こうやって顔をしっかりと見ると、ヒゲが結構多いなって思います。ヒゲはあるイメージですが、多いイメージは無かったのでちょっと意外です笑

レッサーパンダの尻尾

レッサーパンダのお尻・尻尾ってパッと頭で浮かびませんよね?みなさん、かわいい顔に注目しすぎなのです!意外とお尻もかわいいんですよ笑

こちらです

レッサーパンダの尻尾
撮影者:KATSU(撮影場所:東山動植物園)

尻尾がしましまだと知っていましたか!?私は知らなかったです!笑

レッサーパンダの尻尾がしましまの理由とは?

野生のレッサーパンダは地上を歩いたり、樹に登ったりしています。樹の幹も地上の土も茶色っぽいので、体毛が茶色っぽいのは保護色の役割を果たしているのでは?と考えられています。

さらに、尻尾がしましまなのは、天敵に狙われた際に尻尾に注意がいくようにだとか。

レッサーパンダの生息地は?

ブータン、中国、インド、ミャンマー、ネパールの標高の高い森林に生息しています。この森林に竹や笹が生えているところが多く、レッサーパンダの主食になっています。木登りが得意な為、高い樹の上の葉や果実を食べることもあります。

ざっくりとですが、この辺りが野生のレッサーパンダの生息地だと思ってくださいませ。

レッサーパンダの生息地域図
画像作成者:KATSU(Googlemapを元に作成)

レッサーパンダの天敵!

標高の高い森林に生息しているレッサーパンダ。過酷な環境っぽいので天敵はいなさそうですが、しっかりといます。レッサーパンダはどちらかというと小型の哺乳類(中型よりかも)に入るので、大型の肉食獣の獲物になりやすいのです!

例えば、ヒョウ、ワシ、タカ、オオカミなど

こうした天敵の肉食動物たちから狙われにくいように、体毛が茶色・尻尾はしましまの保護色になっているのでしょう

レッサーパンダ
画像引用元:Adobe Stock

レッサーパンダの豆知識

名前の由来とは?

現代では「パンダ」=ジャイアントパンダの印象が圧倒的に強くなっています。

ジャイアントパンダ
画像引用元:Pixabay

しかし!人間に発見された順番はジャイアントパンダの方が後です!

それまではレッサーパンダしか発見されておらず、「パンダ」=レッサーパンダだったのです。

それがいつしか、ジャイアントパンダが発見されて「パンダ」=ジャイアントパンダに…..

そして、大きいジャイアントパンダより小さい(lesser)パンダということで、レッサーパンダとされました。

レッサーパンダ
画像引用元:Pixabay

これがレッサーパンダの名前の由来です。ただ、レッサーパンダは英語名では「Red panda」という名前も持っています。これは、文字通り赤い色のパンダというところが由来です。

世界で飼育されているレッサーパンダの7割は日本にいる?

動物園の存在意義として、動物の研究・繫殖という役割があります。そのため日本国内でもレッサーパンダの研究や繫殖は進められており、しっかりとした管理システムの中、多くのレッサーパンダの繫殖に成功しているのです!

ちなみに、このレッサーパンダは「シセンレッサーパンダ」を指します。

レッサーパンダの種類は「シセンレッサーパンダ」と「ネパールレッサーパンダ」の2亜種

世界で飼育されている「シセンレッサーパンダ」のおよそ7割が日本で飼育されており、世界一となります!

日本のレッサーパンダの聖地、日本平動物園のページを参考にさせていただきました。より詳しく知りたい方はこちらから

レッサーパンダは凶暴?かわいい?

レッサーパンダと検索すると、「レッサーパンダ 凶暴」「レッサーパンダ かわいい」と、両極端のキーワードが表示されます。

かわいいの方は、もう見た目でしょう!あとは動物園などで見せる仕草なども入ってくるでしょう!

一方凶暴?

動物園で飼育されているレッサーパンダは人慣れしているので、凶暴の雰囲気はほとんどありませんが、実はレッサーパンダは元々警戒心が強い動物。また繫殖時期だと、気性が荒くなることも。

そのため、実は凶暴と思われる一面もあるのです。

SNSなどで、レッサーパンダ同士が喧嘩している動画が上がっていることなども、「レッサーパンダは凶暴」というイメージを強くしているのかもしれませんね!

実は絶滅危惧種?

レッサーパンダの野生の個体数は推定ですが、数千~1万頭くらいだと言われています。世界でこの数字です。とても、少ない数字で絶滅危惧種になっています。

日本の動物園では、前述した日本平動物園がレッサーパンダの種別計画管理を担っており、全国の動物園などで飼育されている個体の血縁関係などを把握し、適切な繁殖計画を立てています。

現在レッサーパンダを飼育している場所が多く、全国のレッサーパンダの飼育個体数は200頭以上。

そのため、多くの動物園で出会ることから絶滅危惧種のイメージが無いのですが、これは日本の動物園の頑張りがあって個体数を増加させているということなのです。

レッサーパンダを動物園で見る時は「かわいい~」とただ見るだけでなく、その背景には各動物園の繫殖努力があることを知ったうえで見ていただければと思います!

そうすると、また違った視点や考え方が出てくるかもしれませんね!

まとめ

今回はレッサーパンダについてご紹介いたしました。

国内のパンダ人気は希少なジャイアントパンダが優勢な雰囲気がずっと流れていますが、レッサーパンダも希少動物であります。

国内の多くの動物園で見れるのは当たり前だと思わずに、レッサーパンダを見た際はゆっくりと観察してみてくださいませ。

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