ハゲワシとコンドルの違いとは!?特徴や生態に注目してご紹介
2023.3.12
目次
今日は「ハゲワシとコンドルの違いとは!」というテーマでお話しします。
両方とも大型の猛禽類で、見た目も似ているため、混同されがちですが、実はいくつかの違いがあります。
この記事では、ハゲワシとコンドルの特徴や生態などについて簡単に見ていきます。
ハゲワシとコンドルの特徴とは
ハゲワシとコンドルはともに死肉を好んで食べる大きな鳥であり、外見も似ているため混同されることがあります。しかし、ハゲワシはタカ科に、一方のコンドルはタカ目コンドル科に属しています。
ハゲワシもコンドルも頭に羽根が無いのが特徴的です。
コンドルとハゲワシは似た外見を持っている?
コンドルとハゲワシは、外見がよく似ているため見分けが難しいと言われています。
しかし、形態的解剖学的研究によると、これらの外見上の類似は表面的なものであり、実際には細かな違いがあります。
たとえば、コンドルは羽の中央に白い斑点があるのに対して、ハゲワシは斑点がありません。(種類にもよりますが)
また、コンドルはハゲワシよりも身体が大きく、より重厚感のある印象を持ちます。
しかし、このような違いは素人にはわかりづらく、見分けるのはなかなか難しいと言えます。
こちらはフリー素材のコンドルとハゲワシです。
私自身も写真を何度見ても、どっちがどっちだ?となりますし、正直あっているのかも不安ではあります。
コンドル
ハゲワシ
ハゲワシとコンドルはハゲタカに分類される?
ある番組で「ハゲタカ」という鳥が紹介されて以来、ハゲタカという名称を聞くことが多くなりましたが、実はハゲタカという生物は存在しません。
ハゲタカはコンドル類とハゲワシ類を合わせた俗称であり、鳥類の分類ではありません。
つまり、ハゲタカはタカ科の鳥ではありません。
ハゲタカは、ハゲワシやコンドルのように、猛禽類であり、腐肉を食べる掃除屋のような役割を果たす特徴を持つ生物たちを包括的に指すために使われているのです。
ハゲワシとコンドルの違いとは?
ハゲワシとコンドルは似た外見を持っていますが、科が異なります。
ハゲワシはタカ科に属し、一方、コンドルはタカ目コンドル科に分類されます。
さらに、ハゲワシは育て方からしてもコンドルとは全く異なるため、この辺りがハゲタカとコンドルの違いかと思います。
まとめ
今回はハゲワシとコンドルの違いをご紹介しました。
と言っても、多くの特徴が似ている両種なので、ほとんど違いが無いとも言えますね。
ハゲワシやコンドルは、自然界で環境衛生を維持する重要な役割を担っている鳥たちです。
これらの鳥類は、動物の死骸や腐敗物を食べることで、周りの環境を清潔に保つ掃除屋として活躍しています。
彼らがいなければ、腐った動物の死骸が積み重なり、病気や害虫の発生拡大、さらには食物連鎖の崩壊など、深刻な問題が発生することになります。
ハゲワシやコンドルの存在は、こういった生態系において非常に重要なピースということも似ていますね!