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ペットのオウム
一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京

2024.6.26

違法に捕獲された野生のオウムを救うため

オウムはカラフルで美しく、おしゃべりができたりダンスができたり、人を楽しませてくれます。ペットとしても人気がありますが、どこからどのようにしてペットショップに並ぶかご存知でしょうか。

国連薬物犯罪事務所の最新の報告書によると、2015年から2021年にかけて、オウムとオカメインコは世界中で違法に取引された野生生物の押収量の4%を占めています。

アジアでは近年、ペット用に野生オウムの違法取引が増加しています。インドネシアの森に住むオウムたちは、デコイに誘因されて糊状の罠に捕まると、東南アジア各地の港に密輸されます。密輸には海のルートが使われることが多いと言われています。

「オウムの密輸は、監視が最も困難な地域で行われています。ブルーン・インドネシア(インドネシアのバードライフパートナー)のベニー・アラディンは、「2018年の北マルクでの事例調査では、ほぼすべての村がオウムの狩猟に関与していることが明らかになりました。集中的な保護活動によって状況は大きく改善されましたが、マルクの南部地域でも同様の問題が続いています。」と述べています。

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チアセブンアーチ編集部からのコメント

当情報のポイント!

・インドネシアとフィリピン政府の活動を知れる!

・ペットとして売られているオウムやオカメインコがどのようにしてそこで売られているかの背景を知れる!

上記の記事のリンク先でもご紹介していますが、私は下記のポイントがとても心苦しくなります。全てがこうだとは言い切れませんが、こういう状態にされているオウムたちもいるということを知るべきですね。

野生の森からペットショップまでの道のりは残酷です。オウムはペットボトルや排水管に詰め込まれ、その多くは途中で死に、最終目的地に辿り着いたものは、自ら羽をむしり取るなどストレスの兆候を見せることが多くあります。

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