なぜ秋になると食欲が増すの?体と脳の科学で「食欲の秋」を解説
2026.8.24
目次
食欲の秋」という言葉があるように、秋になると不思議と食欲が増しますよね。「おいしい食べ物が多い季節だから」と思いがちですが、実は体の中で起きるホルモンや代謝の変化が深く関わっています。なぜ秋に食欲が増すのか、その仕組みを解説していきます。
秋に食欲が増す科学的な理由とは?
秋に食欲が増す理由は、一つではなく複数の要因が重なり合っているんです。
セロトニンの減少すると食欲の増加する?
秋になると日照時間が短くなります。「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質「セロトニン」は日光を浴びる時間に比例して分泌が増えるため、日照時間が減る秋〜冬はセロトニンが減少します。セロトニンには食欲を正常に保つ働きがあるため、分泌が減ると食欲が増えやすくなると考えられています。
セロトニンが不足するとイライラしやすくなり、脳が糖分や炭水化物を補おうとする傾向が強まります。
基礎代謝の上昇すると、エネルギー補給の必要が増える?
秋になって気温が下がると、体は体温を一定に保つために熱をより多く産生する必要があります。そのため「基礎代謝(何もしなくても消費するエネルギー)」が上がり、それを補おうとして食欲が増します。
人間も本能として寒い冬に備えてエネルギーを蓄えようとする性質があるとも言われています。

夏バテの回復+旬の食材の豊富さ
夏の暑さで胃腸が疲れていた体が、秋の涼しさとともに回復します。胃腸の働きが戻ることで食欲が増します。加えて、秋刀魚・鮭・栗・さつまいも・きのこ類など旬の食材が豊富で、実際に食べ物がおいしい季節でもあります。植物が種子や実に栄養を蓄える秋は、それを食べる動物(人間も含む)にとって栄養価が高い食材が揃う時期です。

「食欲の秋」という言葉の由来は?
「食欲の秋」という言葉は、秋の旬の食材が豊富なことや、涼しくなって食欲が戻ることから自然に生まれた日本語の表現で、その起源は明確には特定されていません。「芸術の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」など「○○の秋」という表現が増えた背景には、涼しくなって活動しやすくなる秋が日本文化の中で特別視されてきた歴史があります。

まとめ
秋はおいしいものもたくさんありますし、なんだか食欲もわきますよね。食欲の秋を上手にコントロールしていきたいものです。
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