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シマエナガ

北海道の雪の妖精?大人気な鳥、シマエナガの生態

2024.2.14

目次

北海道は広大で美しい自然が広がる大地。今回はそんな環境を飛び回る、「雪の妖精」と呼ばれる愛らしい姿のシマエナガについてご紹介していきます。

シマエナガの特徴や生態

シマエナガとは、本州にいるエナガという野鳥の亜種で、実は、スズメ目エナガ科になります。シマエナガは実は北海道にしか生息しておらず、真冬では時折街中でも見かけることもあるそうです。また、シマエナガのシマとは、漢字に書くと島となり、北海道の意味を表しているんだそうです。

北海道と本州の動物分布の違い

北海道と本州の間にはブラキストン線、または津軽海峡線と呼ばれる動物の分布があります。シマエナガだけではなく、エゾヒグマやエゾシカ、キタキツネなど、本州とは少し違う種類の動物がいます。

木の上のシマエナガ
画像引用元:Adobe Stock

実はすごく小さい鳥、シマエナガ

スズメが大体24グラム程度なのに対してシマエナガはスズメの3分の1、大体8グラムとなっています。とても小さい鳥で、換算するとマスク2枚くらいの重さになるそうです。

小さくてモコモコしているイメージが強いですが、実は夏は結構スリムで、冬になると寒さに耐えるため、モコモコして、愛らしい姿になるそうです。

雪とシマエナガ
画像引用元:Adobe Stock

雪の妖精、シマエナガの子育て

雪の妖精と呼ばれるシマエナガは雪どけの時期になると夫婦で巣作りを始めます。
シマエナガの巣の材料は、鳥の羽や、動物の毛、クモの糸、木についた苔などを器用に編み込みます。鳥類の巣としては珍しい伸び縮みする巣を作ります。

家族で子育てをするシマエナガ

大体7個から10個の卵を産みますが、多いときには、12個もの卵を産みます。オスとメスだけではなく、親鳥の兄弟なども子育てに参加します。仲間の子育てを手伝う珍しい習性を持つシマエナガ、何だか家族思いですね。

ヒナ鳥達は枝に一列に並んで、親鳥がエサを運んできてくれるのを待っています。ヒナ達が自分でエサを捕れるようになってくると、シマエナガ一家の群れは、通常、山の奥の方に移動して、なかなか姿を見ることが出来なくなります。大体秋が深まった頃にまた、シマエナガは姿を見せてくれるのです。

見た目は妖精、実はアグレッシブ

羽ばたいてるシマエナガ
画像引用元:Adobe Stock

シマエナガはその見た目から「おとなしそう」とか「臆病そう」などのイメージもありますが、実はシマエナガはとても活発です。群れを作って活動しており、常に5羽から10羽の群れで動いているそうです。縄張り意識も強いため、自分たちの縄張りに他の鳥が入ってくると、必死に追い払おうとして、シマエナガ同士で体当たりをしたり、空中で飛びながらぶつかったりすることもあります。

シマエナガに会いに行こう

シマエナガの生息地

シマエナガは基本的に平野部や低山帯に広がる広葉樹林や針葉樹のある森林で暮らしています。日本国内では、シマエナガを見ることができるのは北海道だけ、なのですが、北海道全域に分布しているので北海道の冬は会える確率が上がると考えられます。

街中で会える場所

札幌で言えば、円山公園、西岡公園、野幌森林公園、旭山記念公園などが挙げられます。札幌の大通公園という、よさこいソーラン祭りや雪まつりの会場として有名な場所も、冬場はシマエナガの目撃例も多い場所の一つです。街の中でも公園や街路樹周辺で彼らの姿を探すことができます。

まとめ

今回は北海道の雪の妖精、シマエナガについてご紹介させていただきました。人里にやってくるのは秋から冬の間だけのシマエナガ。公園や神社など都市部でも自然が豊かな場所に現れるそうなので是非観察してみたいものですね。

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