ジュゴンとマナティーの違いって?
KATSU
目次
今回は見た目もそっくりなジュゴンとマナティーの違いをご紹介します。
ジュゴンとマナティー
まずはそれぞれのことを簡単にご紹介します。
ジュゴンってどんな動物?
ジュゴンは、海牛目ジュゴン科ジュゴン属の哺乳類の動物です。
ジュゴンについて詳しくはこちらから
マナティーってどんな動物
マナティーは、海牛目マナティー科マナティー属の哺乳類の動物です。
マナティーについて詳しくはこちらから
マナティーは人懐っこい?祖先はゾウ!?マナティーの特徴や生態をご紹介
ジュゴンとマナティーの同じところ
まず、どちらも同じ海牛目の仲間になります。
現存する海牛目の仲間はジュゴンとマナティーのみになります。
絶滅した海牛目では、1700年代に人間による乱獲によって絶滅したステラーカイギュウという種がいます。
ステラーカイギュウは、海牛目の中でも最も大きい身体を持つ動物でした。
しかし、その巨体の温厚な性格から人間の乱獲にあってしまい、発見から20数年で絶滅したと言われています。
さて、ジュゴンとマナティーの同じところの紹介を続けていきます。
同じ人魚のモデル
ジュゴンの方がメインではありますが。マナティーも人魚のモデルとして語られることもあります。
海の中で動く姿が人魚に見えたことから、この2種は人魚のモデルとなっています。
ちなみに人魚を連想させた理由としては、水から顔を出し、直立の姿勢で子供にお乳を与える姿が人間の女性に見えたという説が有力だそうです。
祖先が同じ
ジュゴンもマナティーも祖先が同じ動物で、そこから枝分かれした種族だと言われています。
その祖先の動物は、現在のゾウにも進化した動物。
水中に適した進化をした祖先の動物が、さらに生息地域の違いなどから、ジュゴンとマナティーに進化していったと言われています。
そもそも見た目が似ている
ジュゴンとマナティーは皮膚の色や体格、手足の形などがそもそも似ている。
食べるものも、水中の植物という点も似ていますね。
ジュゴンとマナティーの違うところ
では、本題です。ジュゴンとマナティーの違うところをご紹介していきます。
よく見たら顔(アゴ)の部分が違う
こちらをご覧ください。
ジュゴン

マナティー

顔というか顎(アゴ)の部分が全然違いますよね。
これは、主にジュゴンは水底の植物を食べる為に適した進化をしたのに対して、マナティーは水面などの植物を食べる為に適した進化をした違いだと言われています。
尻尾が全然違う
ジュゴンとマナティーの見分け方の最大のポイントは尻尾の違いです。
こちらをご覧ください。
ジュゴン

マナティー

このとおり、ジュゴンはイルカなどと同じような形の尻尾で先端がとがっています。
それに対して、マナティーは扇型のように丸くなっています。
共に水中に適した進化をしてきたジュゴンとマナティーですが、同じ水中に適した進化でも、こういう部分的な違いは、生活環境の違いが影響しているのかもしれませんね。
まとめ
今回はジュゴンとマナティーの違いや見分け方をご紹介しました。
つまりは、顔と尻尾で見分けてください!ということです。
どちらも見た目はほぼ同じなので、パッと見ただけでどちらの動物かをすぐに答えれるようになったら素敵です。