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ビッグホーン

ビッグホーンはヤギではなく、ヒツジの仲間の動物で別名オオツノヒツジ

2024.11.6

目次

ビッグホーンという動物をご存知でしょうか。

大きな角を持つ動物なのですが、見た目はヤギっぽい動物です。

今回はこのビッグホーンとはどういう動物なのかを見ていきましょう。

ビッグホーン(オオツノヒツジ)ってどんな動物?

ビッグホーンについて

ウシ科ヒツジ属

肩高 約102㎝

日本名はオオツノヒツジ

オス/メス共に角がある

北米(ロッキー山脈)に生息

草食動物

ビッグホーンは、肩高 約102㎝になるウシ科ヒツジ属の動物で哺乳類です。

ビッグホーンの日本名はオオツノヒツジとも呼ばれています。

名前のとおり、大きな角を持っています。ビッグホーンはオスにもメスにも角があります。

見た目はヤギに似ていますが、実はヒツジの仲間。その為、大きな角を持つヒツジでオオツノヒツジ。

ビッグホーンは、主に北米の標高が高い(ロッキー山脈)に生息しています。

ビッグホーン
画像引用元:pixabay

バランス能力も高く、足には二つに分かれた蹄がある為、崖や岩場などの足場が悪いところでも問題ありません。

草食動物なので、そういう足場が悪い場所の方が、補食者(肉食動物)からも狙われにくいので、そういう場所に生息しているというのもあるかもしれません。

オスとメスの違い

オス

メス

ビッグホーンはオス・メス共に角を持っていますが、角の大きさや形が違います。

オスの角は大きくて太く、円を描く様な角をしているのに対して、

メスの角は短く細く、ゆるやかなカーブをがある角をしています。

引用元:NATIONAL WIDLIF FEDERATION

ビッグホーンの群れ

ビッグホーンはオスだけの群と、メスと子供だけの群れを作って生活をしています。

オスとメスが一緒にいる時は繁殖期の11月〜12月の時期だけになります。

夏は標高の高いところに生息し、冬には標高の低いところにそれぞれの群れで生息しています。

また、ビッグホーンの群れは、周囲を監視する為に異なる方向を向いて生活しているようです。

ビッグホーンの戦い

ビッグホーンはその大きな角を活かして、メスを巡る争いをします。

こちらの動画をご覧ください。

動画引用元:WildlifeOnVideo

オス同士の激しい頭(というか角)のぶつけ合い。正面から勢いよくぶつけ合い、力の差を比べ合います。

動画でみると、1頭に対して、連続で2頭のビッグホーンが突進していく部分もあり、最も強いビッグホーンが選ばれるのだと感じます。

ビッグホーンの戦いで勝利したオスは、メスとの繫殖行動が取れる。強いオスだけに許された特権ですね。

あのスピードと角で突進されたら、人間の骨など簡単に粉砕できそうです。

ヒツジの仲間で草食動物とは言え侮れませんね。

ビッグホーンの角

前途したとおり、大きなホルンの様な特徴的な角を持っているのはオスです。

この角ですが、約12 ~ 14kgにもなるそうです。

また、角の大きさが強さのバロメーターになっています。

ちなみに、ビッグホーンは北米で大きな角を持つ2種類の野生の羊の1つになります。

その為、この大きな角を目的に乱獲さてしまい、一時期は生息数を減らしてしまったこともありました。

ビッグホーン
画像引用元:pixabay

ビッグホーンは日本で見られる?

野生のビッグホーンは日本には生息しておりませんが、飼育している動物園もございます。

盛岡市動物公園

横浜金沢動物園

※タイミングによっては、動物園の飼育環境の変更などでビッグホーンがいない場合もございますので、行かれる際は事前にお調べ下さいね。

まとめ

今回はビッグホーンことオオツノヒツジについてご紹介いたしました。

飼育している施設も少ないので、生で観ることはなかなか難しいかと思いますが、もし機会があれば観察してみてください。

また、機会があれば野生のビッグホーンに会い、オス同士の激しいビッグホーンの戦いも見てみたいものです。

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