動物界のトップアスリート ムキムキマッチョのカンガルーに天敵はいる!?
KATSU
目次
オーストラリアに生息しているカンガルー。
ムキムキ、マッチョと言われるカンガルー。
今回は、なぜムキムキ、マッチョなのかに注目してみます。
カンガルーがムキムキ、マッチョな理由
カンガルーはご存知ですよね。
2本足でジャンプしながら走る姿が印象的な動物です。
おなかに袋を持っている有袋類(ゆうたいるい)の中で最も有名な動物です。

カンガルーは草食動物なので主に草木などの植物を食べています。
肉食動物のように他の動物を捕らえることなどは必要の無いカンガルー。
そのカンガルーが何故ムキムキ、マッチョなのでしょうか。
実は、そもそもカンガルーの身体は筋肉の塊です。
そして、カンガルーのオスは発情期にメスにアピールする為に争いを行います。

この時のカンガルーの争いは、発達した大きな後足や尻尾でバランスを取り、殴り合いです。
これがいわゆる「カンガルーのボクシング」。両手で殴り合う姿はボクサーです。
さらにカンガルーの種類によっては、尻尾だけで身体を支えて、足でキックをする場合もあります。
カンガルーのオスはこの争いに勝つとメスに強いカンガルーだと思われて繫殖できる。
そして、この争いに勝つカンガルーは筋肉が発達している強いカンガルーです。
さらに筋肉の発達しているカンガルーはメスにもてるということもわかっています。
実際にカンガルーによっては、争いとは別に自分の筋肉をメスに見せつけてアピールするものもいるとか。
つまり、カンガルーがムキムキ、マッチョの理由は繫殖する為。子孫を残す為です。
ムキムキ、マッチョの筋肉が発達しているカンガルーが子孫を残せば、子孫のカンガルーもムキムキ、マッチョの筋肉が発達しているDNAが受け継がれる。
こうして、筋肉が発達しているカンガルーが後世に残っていくのですね。
カンガルーに天敵はいる?
そんな筋肉が発達しているカンガルー。果たして、肉食動物に狙われるのでしょうか。
結論から言いますと、オーストラリアの野生下のカンガルーに天敵はいません。
いないというよりいなくなったが正しい表現にはなります。
カンガルーの天敵として有名な動物は、すでに絶滅してしまったフクロオオカミです。
フクロオオカミは、オーストラリアのタスマニア島に生息していた、哺乳類・フクロネコ目の大型肉食獣で1936年に絶滅しました。

このフクロオオカミはカンガルーを補食していたとされ、カンガルーの天敵となっていました。
しかし、絶滅してしまった現代ではカンガルーの天敵という天敵は基本的にはいないとなっているそうです。
いたとしても、あの筋肉で殴られたり蹴られたりすると、肉食動物もひとたまりもありませんよね。
まとめ
今回は、カンガルーがムキムキ、マッチョの理由。そんなカンガルーに天敵はいるのかをご紹介しました。
カンガルーは草食動物だが、あの筋肉に闘争心の高さを考えるとまさにボクサーやアスリートですね!