イルカの寝方は?半分寝て半分起きるイルカの生態とは
2024.7.1
目次
野生のイルカは場所によって遊びにくる時期が決まっているそうで、何だか渡り鳥みたいだなと感じた今日この頃。イルカはどのような寝方で睡眠をとっているのか今回はご紹介したいと思います。
イルカは半分寝るってどういうこと?
イルカの寝方は半球睡眠といって、片目を瞑って眠っている
半球睡眠、聞き慣れない言葉ですよね。
実はイルカの半球睡眠とは、片目だけを閉じて寝ている状態で、脳の半分だけが眠っているんです。
この眠り方は実はイルカだけではなく、鯨類や渡り鳥も行う睡眠方法の一つだそうです。
人間に限らず、多くの生物の脳は左右に分かれています。イルカは脳の片方は起こして、開いている片目で周囲を警戒しながら睡眠をとっています。理由としては、緊急時にすぐに行動できるようにする必要があるからだそうです。
特に、親イルカは子どもイルカが小さい頃は子どもイルカに向いている目を常に開けているそうです。
脳の働き的には、右脳が起きている時は左脳が休んでいて、左脳が起きている時は右脳が寝るという仕組みになっているのだそうです。人の脳と違い、左右の脳が個別に独立しているためにそのような寝方が出来るのだそう。
肺呼吸のイルカは両目を瞑って寝ると溺れてしまう?
イルカは私たち人間と同じ哺乳類ですのため、えら呼吸ではなく肺呼吸をしています。肺呼吸のイルカは、泳ぎながら、水面から頭を出して呼吸をしています。どのように呼吸をしているかというと、頭の上にある噴気孔を使っています。イルカの噴気孔という器官は、人間でいうと鼻の孔にあたるそうです。
具体的にイルカの寝方は、泳ぎながら眠るか、水面に浮いたまま眠る、といったことになりますが、水族館のイルカの場合はプールの底に沈んで眠ることもあるそうです。
イルカはこの半球睡眠を1日に300回程度繰り返して1日分の睡眠を取っているそうです。
熟睡出来てない感じに見えますが、イルカはなんと、完全に眠ってしまうとおぼれて死んでしまうそうです。そのため半球睡眠で熟睡せず、半分の脳ずつ休んでいるんだそうです。
以下の動画にはイルカの知能力についてご紹介しています。
まとめ
知能の高い生き物であるイルカ。水族館等で見るときに片目を瞑っている時には眠っている証拠になるので是非注目して見たいですね!