カワセミの鳴き声・特徴・2つの能力とは?幸運を呼ぶ鳥の秘密に迫る!
2025.5.16
目次
キラリと青く光りながら水辺を飛ぶ、美しい鳥・・・それがカワセミ。
「空飛ぶ宝石」とも呼ばれ、見かけると幸運うを呼ぶという言い伝えもあるほど人気の鳥です。
でも実は、ただきれいなだけじゃない!カワセミには自然界でも珍しい、驚きの能力が2つあるんです。
今回は、そんなカワセミの魅力を【Q&A形式】でわかりやすくご紹介します。
1.カワセミについて
特徴
オスは嘴(くちばし)が黒いですが、メスは下の嘴(くちばし)が赤いので、オス/メスの見分けるポイントになっています。
※「構造色」とは、その物自体に色がないのに、光や波長などにより発色する現象。
引用元:wikipedia
実は青い色素は持っていないのに、光の仕組みであんなにきれいに見えるなんて、自然ってすごいですよね!
生態
一年中、日本全国の多くの山、川で見ることができます。特に水がきれいで魚がいる場所が大好き。
カワセミは野鳥の中でも人気の種類なので、キャンプなどでバードウォッチングをしていると人だかりが!となると、そこにはカワセミがいることもしばしば。

鳴き声
山や川などで耳を澄ましてみると聞こえることがあります。
意外と特徴的な鳴き声なので、聞いてみると「あ、カワセミ」だと気付けるようになるのではと思います。
こちらカワセミの鳴き声をご参考にご紹介します。
2.カワセミの驚きの能力2つ!
驚きの能力1:魚の捕まえ方
人間なら水の中に飛び込めば視界はボヤけますが、カワセミは違うのです。
なんと、第3のまぶたを持っているのです!
このまぶたは瞬膜(しゅんまく)と呼ばれており目を守りつつ、しっかりと獲物をロックオンすることができるのです。
しかも、獲物までの距離を水の屈折率を補正して計算できるというから驚きです!

驚きの能力1:巣の場所
カワセミは、木の枝に巣をつくると思いきや…実は違うのです。
なんと川沿いの土の崖に穴を掘って巣を作ります!
オスとメスが協力して、数週間かけて掘り進めた巣穴は、奥行き1メートル以上になることもあるんです。

小さな体でせっせと掘り続ける姿は、想像以上にパワフルですよ!
引用元:San Diego Zoo Wildlife Alliance
引用元:Britannica
3.カワセミは幸運を呼ぶ理由!
カワセミは一年中、日本全国の山・川で見られるといっても、すぐに見つけれるというわけでも無いので、出会うだけで運が良かった!と感じる方も多いようです。
カワセミはその色鮮やか身体から、出会うと運気アップに繋がるとか。
例えば、濃い青のカワセミに出会うと対人運アップ。緑色が濃い場合は健康運アップなど。
モデルは違いますが、幸せの青い鳥ということから、カワセミも幸運を呼ぶと言われることも。
そして、その方々がその後の幸運な出来事が起きた時に「カワセミを見たからかも」と紐づけることで、カワセミは幸運を呼ぶという認識が広まっているのかもしれませんね。
4.カワセミが自然環境の保全に繋がる存在の理由
カワセミは水辺に生息するため、河川や湖沼の水質や水量の改善、河川の緑化、河川の改修などの自然環境の改善につながる存在と言われています。
理由1:生態系のバランスを維持
カワセミは主に川や湖などの水辺に生息し、魚だけでなく、カエルや昆虫なども捕食します。
カワセミがいなくなると、魚の個体数が増加し、水生生物の生態系に深刻な影響を与える可能性があります。
そのため、カワセミが豊富に生息している環境は、多様な生物種が共存し、生態系の健全性を保つことにつながります。
理由2:清澄な水
カワセミが暮らしている場所は、たいてい水が透き通っていて、魚や水生昆虫がたくさん棲める自然豊かな環境です。
こうした場所は、水がきれいなだけでなく、生きものたちがバランスよく共存している証拠でもあります。

さらに、カワセミはその美しさから人気が高く、人々がその姿を見ようと集まる観察スポットになることも。
たしかに人が集まれば、ゴミなどの問題も起きるかもしれません。
でもその一方で、「自然を大切にしよう」という意識が広がるきっかけにもなります。
5.カワセミの種類

ワライカワセミ、見る前はスズメくらいのサイズかなと勝手に思っていましたが、ハトと同じくらいかちょっと大きいくらいのサイズだったので、びっくりしました。
6.まとめ
今回はカワセミについてご紹介しました。
カワセミはただ美しいだけじゃなく、驚きと魅力がぎゅっと詰まった鳥。
ぜひ今度、川辺を歩くときはちょっと空を見上げてみてください。きらりと光る青い軌跡が、あなたの近くを飛んでいるかもしれません。
もしかしたら、その後あなたにも何か幸運な出来事が起こるかもしれまんよ!