人懐っこい性格のマナティー。どこの水族館で観れるの?特徴と共にご紹介
2024.1.21
目次
マナティーって結構有名な動物だと私は思っていますが、生態などの詳しいことは知らないことも多い。そこで今回はマナティーのご紹介をしていきます。
特徴や生態や寿命などから、どこの水族館で観れるかなどの疑問を見ていきます!
マナティーの特徴や生態とは?
マナティーは、海牛目マナティー科マナティー属の哺乳類です。マナティーというのはマナティー種の総称で、現在3種が確認されています。
・中央アメリカの西インド諸島付近に生息する、アメリカマナティー
・アフリカ西岸に生息する、アフリカマナティー
・アマゾン川に生息する、アマゾンマナティー
体長は2 ~ 4m前後、どの種も見た目は比較的似ている。中でもアメリカマナティーは他の種より身体が大きい傾向にあります。
寿命は最長で60年くらいだそうで、結構長生きの動物です。
マナティーの食べ物は、主に水草などの水中に生えている植物です。水面に浮かんでいる葉や陸上に生えている植物を食べることもあります。水族館や動物園などマナティーを飼育している施設では、白菜やレタスなどを与えていることも多いです。
マナティーの毛の感覚は鋭く、この毛を使うことで濁った水中でも植物を発見することができるのでは?と考えられています。
マナティーはどんな性格をしている?
マナティーの性格は繊細で臆病と言われています。マナティーは基本的には単独行動をしている動物です。ただ子育て時には3年近く親子で共に行動したり、数頭の群れでいるところを確認されることもあります。こちらの画像はマナティーが群れになっているところです。
マナティー同士は鳴き声でコミュニケーションを取っているとされています。警戒心の強いマナティーでもありますが、飼育下にいる個体は人懐っこい性格をしている個体も多いというデータがあります!
恐らく警戒心が強く繊細な性格な為、最初は難しくても慣れてくると、人間に対しても好奇心をもって接してくれる性格なのでしょう。だとすれば、確かに水族館などで見るマナティーはガラス越しに人間に寄っていってることが多いと私は思います。
ちなみに野生の個体でもここまで近寄れる場合もあるのです。
マナティーの祖先はゾウ!?
マナティーの祖先は何だと思いますか?実はマナティーの祖先はゾウです。あの、ゾウです。
正確に言うと、現存するゾウが進化したのではなく、ゾウの祖先の動物がマナティーにもなったということです。
ゾウの祖先の動物で海などの水中で生活するようになった個体が進化していったのが、マナティーやジュゴン。
陸上で生活するようになった個体が進化していったのが、ゾウということです。
これを知って改めてゾウとマナティーを見てみると、確かに似ている気がします。それぞれの生活環境に適した進化をしていく為、特徴に差はありますけどね。
ただ、実は特徴も似ている点があります。
ゾウは鼻を使っていろいろな作業をするし、その鼻の感覚が鋭くもなっています。マナティーは鼻先の毛がとても感覚が鋭く、餌を探すのに適しています。単純に体の大きさも人間と比べると「大きい!」と感じる点も似ていますね。
マナティーはどこの水族館で会える?
前述のとおり、野生のマナティーは日本国内には生息していません。その為、飼育されている水族館や動物園で会うことになります。
などなど。特に鳥羽水族館にはマナティーのそっくりさんのジュゴンもいるので、比較するのにもおススメですよ!
まとめ
今回はマナティーのご紹介をしました。個人的には祖先がゾウの祖先と同じという点には驚きでした。今後、マナティーを見る時は、ゾウと似ている点が無いかに注目して観察をしたいなと思います。