セイウチってどんな性格をしている?最強とも言われる強さとは。
2025.1.3
目次
鋭いキバが特徴のセイウチ。
今回はセイウチってどんな動物なのかをご紹介します。
セイウチってどんな動物?
哺乳綱・食肉目・セイウチ科・セイウチ属の哺乳類の動物
北極圏の寒い地域に生息
体長は平均3m越え
オス/メス共に長いキバがある
セイウチは哺乳綱・食肉目・セイウチ科・セイウチ属の哺乳類の動物です。
主に、北極圏の寒い地域に生息しています。体長は平均3m越えの巨体です。
分厚い脂肪を身に付けている為、流氷の上や冷たい海にも耐えれます。
セイウチの特徴は何と言っても、長いキバ。
オスとメス共にキバがあり、オスは長いものだと1mを越える長さになると言われています。
センサーになるヒゲ
セイウチの特徴と言えばキバの他に、ヒゲが印象的だと思います。このヒゲはただのヒゲではなく「感覚毛」と呼ばれるセンサーになります。暗い水の中では見えにくため、このヒゲが役に立つのです。大体400本〜500本のヒゲがあるそうです。
浮き輪になる首
セイウチの首には「気嚢」と呼ばれる浮き輪代わりになるものがあります。この気嚢は声を出すことにも必要なものです。
変化する皮膚の色
セイウチは温度によって、皮膚の色が変わります。
普段のセイウチは茶色ですが、寒いと白色になり、暑いと赤色になるそうです。気温に応じて血管を収縮させて調整していのです。
オスはハーレム
メスを巡る戦いに勝ったオスはメスを引き連れてハーレム状態になります。気になるメスの数は50頭以上になるそうです。
セイウチのキバは何の為?
オス同士の縄張り争い
外敵から身を守る
エサを探す
陸に上がる時の支え
セイウチのキバは、オス同士の縄張り争いや天敵のホッキョクグマから身を守る為に使用されると考えられています。
あとは、オスの強さの証という部分もあるみたいです。
その他に、海底でエサを探す時の道具の一つとしても使用されたり、海から陸に上がる時の支えにもなっているんだそうです。
何役にもなるこのキバは毎年1㎝ずつ伸びているそうです!
ちなみに、水族館で飼育されているセイウチでキバが無いセイウチがたまにいますが、これは虫歯などで抜けてしまったりした個体だそうです。
飼育下では、天敵であるホッキョクグマに襲われることも無いので、キバが活躍する場面が少ないのもあるので、キバが無くても生きていくことができます。
ホッキョクグマ VS セイウチ!強いのはどっち?
セイウチは最強と言われることもしばしば。これは、セイウチの巨体に加えて鋭く長いキバがあるからだと思われます。
セイウチの天敵は北極圏の最強の肉食動物であるホッキョクグマです。
ホッキョクグマも身体は大きく力も強いのですが、単独で狩りをするホッキョクグマにとって、セイウチの巨体を抑え込むのは至難の業ですし、とても危険なのです。
それは、セイウチの武器であるキバは鋭く長いので、あたる場所によってはホッキョクグマの内蔵にまで達してしまいます。これに対してホッキョクグマの武器である爪では、脂肪がたくさんついているセイウチの内蔵まで達することができないからです。
その為、ホッキョクグマも、元気な成体のセイウチを率先して狙うことはほとんどありません。
ホッキョクグマがセイウチを狙う場合は、病気やケガなどですでに弱っている個体や成体になっていない子供のセイウチです。
このことから、天敵であるはずのホッキョクグマでさえそう簡単には狙えないセイウチは、十分に強い!ということになります。
仕留めるまでは至りませんでしたが、ホッキョクグマがセイウチを襲っている画像を見つけました。ぜひご覧ください!
そしてセイウチには臭い息を吐くという武器もあります。
この息は嗅覚の良いホッキョクグマにとっては、戦意喪失につながる悪臭です。
巨体・キバ・悪臭、これだけの内容を備えたセイウチはまさに最強ですね!
セイウチの性格
セイウチは見た目はキバと巨体のせいか、怖い!というイメージを持たれがちです。
しかし、性格はおとなしく穏やかと言われています。
ただ、オス同士の争いの時やホッキョクグマに対抗する時は、闘争心むき出しになって怖いです…
まとめ
今回はセイウチについてご紹介しました。
アザラシなどと似ている身体の為、アザラシと間違われやすい動物ですが、セイウチはセイウチです。
日本国内の動物園・水族館でもセイウチを飼育しているところはあるので、生で会いたい場合は、お近くの動物園・水族館をお調べしてみてくださいませ。