アシカとアザラシの違いとは?知っておきたい特徴と見分け方
2024.12.2
目次
「アシカ」と「アザラシ」、どちらも水族館で見られることが多いですよね!今回は、アシカとアザラシの違いをご紹介します。
アシカとアザラシの基本的な分類の違いは?
アシカとアザラシはどちらも哺乳類で、鰭脚類(ききゃくるい)に分類されますが、その中で属する科が異なります。
- アシカ:アシカ科(例:カリフォルニアアシカ)
- アザラシ:アザラシ科(例:ゴマフアザラシ)
鰭脚類(ききゃくるい)の中で、アシカは「耳たぶがあるアシカ科」、アザラシは「耳たぶがないアザラシ科」というのが基本的な分類の違いです。
アシカ とアザラシ、見た目の違いは?
耳の形が違う
- アシカ:外耳(耳たぶ)がはっきり見えます。
- アザラシ:外耳がなく、小さな穴が見えるだけです。
前脚の形と動きが違う
- アシカ:大きな前脚を持ち、地上でもスムーズに歩けるほど筋肉が発達しています。
- アザラシ:前脚は短く、泳ぎには適しているものの、地上では這うように移動します。
体の形が違う
- アシカ:細長い体型で首が長く、動きが機敏。
- アザラシ:丸みを帯びた体型で、どちらかというと「ぽっちゃり」した印象。
アシカ とアザラシ、生息地の違いは?
アシカ の生息地は?
主に温暖な地域の沿岸部に生息し、日光浴をする姿がよく見られます。群れで生活し、陸上での活動が多いです。
アザラシの生息地は?
寒冷な地域にも適応し、主に水中で生活します。単独行動を好む種も多く、陸では動きが不器用です。
アシカ とアザラシ行動や性格の違い
陸上でのアシカ とアザラシの動きは?
- アシカ:前脚と後脚を使って四足歩行に近い動きができ、陸上でも素早く移動可能。
- アザラシ:前脚と後脚が短く、地上では体を引きずるように動きます。
水中でのアシカ とアザラシの動きは?
- アシカ:前脚を使って羽ばたくように泳ぎます。
- アザラシ:後脚と体をくねらせて泳ぎます。
アシカ とアザラシの性格の違いは?
- アシカ:群れで行動するため、社会性が高い傾向があります。ショーなどで見られる知能の高さも特徴です。
- アザラシ:アザラシ:孤独を好む種も多く、アシカよりも控えめな性格です。
ニュージーランドにいるときに、アシカ のコロニーを見に行ったのですが、本当に群れで行動するんだなと、びっくりしたくらい頭数が多かったです。
アシカ とアザラシの共通点は?
アシカ もアザラシも共に魚を主食とする肉食動物です。また、高い知能があり、学習能力が高く、訓練に応じて様々な芸を覚えることもできます。水族館でのショーが人気なのもこのためです。
悲しいことに、アシカ もアザラシも、種類によっては、絶滅の危機にある種も多いんです。その理由は、環境破壊や気候変動が大きな理由と言われています。
水族館に行ったらどこを観察すれば良い?
アシカとアザラシを観察する際のポイント
水族館や動物園で彼らを観察する際には、以下の点に注目してみてください。
これらを観察することで、どちらがアシカでどちらがアザラシかを簡単に見分けられるようになるんです。
アシカ とアザラシの保護活動について
アシカやアザラシは、多くの地域で保護活動の対象となっています。乱獲や気候変動が原因で生息数が減少しているため、保護区や研究施設での保全活動が行われています。アザラシ幼稚園が話題になっていましたね!
まとめ
アシカとアザラシは似ているようで異なる特徴を持つ動物です。また、どちらも絶滅危惧種が存在し、環境保全が重要な課題となっています。