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ゴマフアザラシ

ゴマフアザラシの最新の生息地と生態を特徴や寿命と共にご紹介

2024.12.13

目次

今回はアザラシの中でも知名度と人気が高い、ゴマフアザラシについてのご紹介です。

ゴマフアザラシってどんな動物なのでしょうか。

Youtubeで当記事の要約ショート動画が見れます!
動画引用元:Youtube チアセブンアーチ 動画音声:Voice By ondoku3.com

ゴマフアザラシってどんな動物!?

ゴマフアザラシについて

アザラシ科ゴマフアザラシ属の哺乳類

体長約170㎝ほど/体重120kgほど

北半球の北方海域など

黒のまだら模様

ゴマフアザラシはアザラシ科ゴマフアザラシ属の哺乳類の動物です。

オスは体長は約170㎝で体重は120kgになり、メスは約140㎝で体重は100kgくらいになります。

主に、北海道を含めた北半球の北方海域など寒い海で生息をしています。

流氷の上や冷たい海に入ることもあるゴマフアザラシは、厚く白い毛皮をもつことで知られています。

ただそれは赤ちゃんや子供の頃で、成体になったゴマフアザラシは灰色っぽい色に黒のまだら模様が散りばっています。このまだら模様がゴマのように見えるからゴマフアザラシだそうです。

引用元:OCEANA

ゴマフアザラシ
画像引用元:Photo AC

ここで名前の「フ」に関して疑問をいだきます。

ゴマのように見えるからゴマフアザラシ。「フ」って何だ?

ゴマフアザラシの名前の由来

前述のとおり、黒のまだら模様の点がゴマのように見えるからゴマフアザラシなのですが、もっと正確に言うと「黒いゴマのような斑点模様のアザラシ」だからゴマフアザラシ。

この斑点の斑という字が実は「フ」とも読むのです。

だから、「ゴマのようなフ(斑点)を持つアザラシ」でゴマフアザラシというのが名前の由来だそうですよ。

漢字で表すと「胡麻斑海豹」になります!

ゴマフアザラシの赤ちゃん
画像引用元:Photo AC

しかし、ゴマフアザラシの赤ちゃんは、真っ白い毛で覆われているんです!

ゴマフアザラシの生態

ゴマフアザラシは環境の変化に対して非常に適応力があり、冬季には低温や積雪に対して耐え忍ぶことができます。

まぜかと言うと、ゴマフアザラシの体脂肪率が約50%あるんだそうです!

確かにこれだけの体脂肪率があれば寒さも平気そうですね。

また、陸上ではお腹を使って跳ねるように移動していることもあり、運動神経があまり良くみえませんが、水中では素早く泳ぐ事ができます。

ゴマフアザラシは哺乳類なので、肺呼吸になりますが、人間の約3倍もの酸素を貯める事ができる能力がある為、とても長い時間、水の中で泳いでいる事ができるのです!

ゴマフアザラシのヒゲはすごい!!

ゴマフアザラシ
画像引用元:Photo AC

ゴマフアザラシの顔をイメージすると、可愛らしい目とヒゲを思いだしませんか!?

ゴマフアザラシのヒゲって実はただのヒゲではなかったのです。

ゴマフアザラシのヒゲは「感覚毛」と呼ばれ、水の振動を感じ取るセンサーの様な働きをしています。

餌を取る時や敵から身を守るために、正確な位置をこのヒゲで感じ取っています。

深くて暗い水の中では、あの可愛らしい大きな目をもってしても、見る事が困難になりますね。

どの様にヒゲが役に立つのか動画を用意しましたのでご覧くださいませ。

動画引用元:Natural History Museum

引用元:Natural History Museum

ゴマフアザラシの生息地は?

ゴマフアザラシは、北海道を含めた北半球の北方海域に生息しています。

グリーンランド、カナダ、アルスター島、ノルウェーなど。

ゴマフアザラシは主に、魚類や小動物などを捕食することで生活をしています。

狩りは海で行い、休む時は陸上(海岸沿いや流氷の上)などにいます。

最近の研究では、ゴマフアザラシは温暖化によって北極圏での分布が拡大していると言われています。

ゴマフアザラシの寿命は?

ゴマフアザラシの寿命は、野生環境では約25〜26年程度とされています。

飼育環境でもだいたい30年前後です。

長生きする個体は、飼育環境下で40年以上生きた個体も確認されています。

野生環境のゴマフアザラシは、冬季の低温や食糧不足、天敵などが生存に対する大きな脅威となる為、本来の寿命まで生きる個体は実は多くありません。

ゴマフアザラシ
画像引用元:Photo AC

ゴマフアザラシの保護活動

ゴマフアザラシの絶滅危惧はまだ低懸念レベルなので、個体数は現在のところ安定しています。

ただ、ゴマフアザラシの生息地域への人間活動の拡大や、温暖化による生息地域の減少などで、今後減少傾向になる場合もございます。

その為、今の段階から保護活動に繋がる取り組みも意識する必要があります。

ゴマフアザラシの個体の保護活動は、生息地域の環境保全が乱獲の防止などが考えられます。

まとめ

今回はゴマフアザラシのご紹介をいたしました。

日本国内でも多くの動物園水族館で飼育されているゴマフアザラシなので、生で観たことがある方も多いのではないでしょうか。

可愛い見た目の動物なので人気ではありますが、ただ「可愛い!」で終わるのではなく、ゴマフアザラシの生息地域の環境の変化なども知っていってもらえたらと思います。

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