ラッコは怖い?かわいい?生態や特徴を調べてみた
2023.2.27
目次
今回はラッコについてご紹介します。
実は日本にも野生のラッコはいるんですよ!
ラッコってどんな動物?
ラッコは、食肉目イタチ科ラッコ属の哺乳類の動物です。
見た目も似ていますが、ラッコはイタチ科でありカワウソの仲間です。
体長は100cm ~ 130cmくらい。大きい個体だと150cmくらいのラッコもいるそうです。
カワウソの仲間だと、オオカワウソと共に、カワウソ界の最大クラスの大きさを持つ動物です。
ラッコの生息地は主に海です。
陸上にあがることもありますが、一日の大半を海で過ごします。
群れでいることが多く、野生では海面に集まっているところを見ることができます。
ラッコはかわいい?
ラッコはかわいいと人気の動物でもあります。
かわいいと思われる理由は、いくつかあるかと思いますので、私の視点から考えると。
・見た目がかわいい
カワウソの仲間全般ですが、見た目がかわいいと言われます。
特に顔でしょうか。愛くるしい表情を見ることができるので、その点がかわいいと言われる所以かなと思います。
・行動がかわいい
行動がかわいいとも言われますね!
ラッコの行動と言えば、貝をおなかで叩くところですね。
実際は、おなかの上に置いた石に向かって貝を叩きつけているのですが、この行動がかわいいとも言われます。
・ただただ浮いている姿がかわいい
人間でも、プールなどの水面にぷかーと浮いている姿を見ると、何かかわいいと思うことも。
ラッコは基本的には海面に浮かんでいるので、そのただただ浮いている姿がかわいいとも言われます。
ラッコは怖い?
かわいいと逆にラッコは怖いとも言われます。
これも私視点からお伝えすると。
・交尾の行動が怖い
ラッコのオスはメスと交尾をする際に、体勢の固定などの理由からメスの鼻に噛みつきます。
この行動が怖いと言われています。
・食欲が怖い
ラッコは体重の4分の1もの量を1日で食べると言われています。
この食欲が怖いと言われています。
他にも、ラッコは他の種の動物を襲うこともあると言われており、そういった行動も怖い!と言われる所以かと思います。
ラッコと生態系の関係
ラッコは毛皮などの目的から人間に乱獲されて、絶滅危惧種になっています。
ラッコの減少により、ある地域ではウニが大繁殖しました。
ラッコはウニが大好物なので、ウニの増加を防ぐ役割をラッコが担っていた訳です。
このウニの大繫殖により、海藻が激減。
その一体では、ラッコと海藻がいなくなるという事態に。
生態系に悪影響を及ぼしたということです。
ただ、だからといってラッコが増えすぎると、今度はウニを始め貝類が激減することにはなります。
ただ、そのラッコの増えすぎを制御していたのが、シャチやホホジロザメといった海のハンターたちです。
自然界では、そういった食物連鎖がすでに出来上がっていることが多い為、人間によるラッコの乱獲がもたらすラッコの個体数の減少は、生態系に大きな影響を与えることになるのです。
野生下のラッコの様子
ラッコは子育てをする時は子供をおなかの上に乗せたり、寝る時は海藻を巻いたり、様々な行動を見せてくれます。
そんな野生下のラッコの様子をご紹介します。
こちらの動画をご覧ください。
動画は、【BBC Earth】 のYoutubeを掲載させていただきます。
普段はプカプカ浮いていることが多いラッコが必死に泳ぐ姿が見れたりもするので、おススメの動画です。
まとめ
今回はラッコについてご紹介しました。
ラッコは実は日本の北海道などにも野生の個体が見られることがあります。
数はかなり少ないですが。
また、飼育下のラッコも日本ではかなり減っています。
その為、生きたラッコを見れる機会はあまり無いですが、もし水族館などで見る機会があれば、ゆっくりと観察してみてくださいね!