セイウチってどんな性格をしている?最強とも言われる強さとは。
2023.2.9
目次
鋭いキバが特徴のセイウチ。
今回はセイウチってどんな動物なのかをご紹介します。
セイウチってどんな動物?
セイウチは哺乳綱・食肉目・セイウチ科・セイウチ属の哺乳類の動物です。
主に、北極圏の寒い地域に生息しています。体長は平均3m越えの巨体です。
分厚い脂肪を身に付けている為、流氷の上や冷たい海にも耐えれます。
セイウチの特徴は何と言っても、長いキバ。
オスとメス共にキバがあり、オスは長いものだと1mを越える長さになると言われています。
セイウチのキバは何の為?
セイウチのキバは、オス同士の縄張り争いやホッキョクグマから身を守る為に使用されると考えられています。
あとは、オスの強さの証という部分もあるみたいです。
ちなみに、水族館で飼育されているセイウチでキバが無いセイウチがたまにいますが、これは虫歯などで抜けてしまったりした個体だそうです。
飼育下では、天敵であるホッキョクグマに襲われることも無いので、キバが活躍する場面が少ないのもあるので、キバが無くても生きていくことができます。
セイウチは強い?
セイウチは最強と言われることもしばしば。これは、巨体に加えて鋭いキバがあるからだと思われます。
セイウチの天敵は北極圏の最強の肉食動物であるホッキョクグマです。
ただこのホッキョクグマも、元気な成体のセイウチを率先して狙うことはほとんどありません。
ホッキョクグマも身体は大きく力も強いのですが、単独で狩りをするホッキョクグマにとって、セイウチの巨体を抑え込むのは至難の業です。
さらに、あのキバがあるので、抵抗されてホッキョクグマ側が大きな傷を負う可能性もあります。
その為、ホッキョクグマがセイウチを狙う場合は、病気やケガなどですでに弱っている個体や成体になっていない子供のセイウチです。
このことから、天敵であるはずのホッキョクグマでさえそう簡単には狙えないセイウチは、十分に強い!ということになります。
そしてセイウチには臭い息を吐くという武器もあります。
この息は嗅覚の良いホッキョクグマにとっては、戦意喪失につながる悪臭です。
巨体・キバ・悪臭、これだけの内容を備えたセイウチはまさに最強です。
セイウチの性格
セイウチは見た目はキバと巨体のせいか、怖い!というイメージを持たれがちです。
ただ性格はおとなしく穏やかと言われています。
ただ、オス同士の争いの時やホッキョクグマに対抗する時は、闘争心むき出しになって怖いです…
まとめ
今回はセイウチについてご紹介しました。
アザラシなどと似ている身体の為、アザラシと間違われやすい動物ですが、セイウチはセイウチです。
日本国内の動物園・水族館でもセイウチを飼育しているところはあるので、生で会いたい場合は、お近くの動物園・水族館をお調べしてみてくださいませ。