飼い犬がご飯食べないけど、手であげると食べる。その原因と対処方法とは?
2024.1.9
目次
愛犬が初めて自分の手からご飯を食べてくれたあの瞬間、皆さんは覚えていますか?
自分を信頼して甘えてくれる愛犬って、本当に可愛いですよね。
でもしばらく経っても、愛犬はひとりでご飯を食べようとしません。
「なんで食べないんだろう? 具合でも悪い? 」
心配になっていつもように手であげてみると、食べます。
可愛いですが、毎食この調子だと飼い主としては正直大変ですよね。
できれば自分で食べられるようになってほしい。そんなふうに感じておられる飼い主さんは少なくないようです。
それで、この記事では飼い犬が人間の手からしかご飯を食べない理由と対処法をお伝えしたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
犬がお皿からご飯を食べない理由は色々ある
実は犬がお皿からご飯を食べない理由は様々です。ひとつずつご紹介します。
ケガや病気
犬のフード皿は大抵低い所に置かれています。
今まで普通に食べていたのに急にお皿から食べなくなったとしたら、ケガや病気が原因になっているのかもしれません。
例えばどこかにケガをしていたり、ヘルニアを患っていると、首を下げる姿勢を保つことが難しくなります。
それで、痛みを避けるためにお皿からご飯を食べなくなるということがあるようです。
この場合は、犬が首を下げなくても食べられる高さにフード皿を置いてあげると、解決することがあります。
「いつもと様子が違うな、どこか痛そうにしている」と思ったら、迷わず獣医さんに相談してみましょう。
環境の変化
ご飯を食べる部屋が変わったり、お皿が新しくなったり。
人間にとってはなんでもないことでも、犬にとっては大きなストレスになることがあります。
本来、動物はリラックスした状態でないとご飯は食べません。
それで、よく犬の様子を観察して、何がストレスの原因になっているか見極めてあげましょう。
お皿からは食べないのにご飯を手であげると食べる!原因は飼い主にあった
「うちの犬、人間の手からしか食べない“わがまま犬”なんです」なんて思うかもしれませんが、実はそれ、飼い主さんがそうするようにしつけてしまっている場合があるんです。
どういうことでしょうか? ちょっと思い出してください。
子犬時代、手からご飯を食べる愛犬が可愛くて、ずっと手からあげていたってことはありませんか? 犬はとても賢い動物で、飼い主が喜ぶことをよく覚えています。
幼い時にそのようにしつけられたので、成犬になってもその習慣が抜けないということがあります。そう考えると、犬は決して甘えているわけではなく、飼い主さんに喜んでほしいだけなんだということがわかります。
このことを頭に入れておくと、愛犬に優しく接することができますね。
手であげるのをやめたいなら、犬の習性を理解しよう
でも実際、毎食ご飯を手からしか食べないというのは困りもの。
私たちは毎日忙しい生活をしているので、できればひとりで食べて欲しいですよね。
犬がお皿から食べてもらう方法はいくつかあります。
食欲増進を狙う
ご飯が美味しくなる要素は3つあると言われています。それは、油分、塩味、香りです。
油分を足したり塩気を足せば確かに美味しくなりますが、犬の健康を考えると毎食そうするのはなかなか難しいでしょう。
3つの要素の中でもすぐ実践できるのは温度です。フードを数秒〜10秒ほどレンジで温めてみてください。そうするとフードの香りが立ち、食欲増進を図ることができます。
ご飯の時間を決める
ご飯を出しっぱなしにしていると、犬は「今食べなくてもいつでも食べられる」と思ってダラダラ食べの癖がついてしまいます。
それで、ご飯の時間を決めて、食べないなら下げるということを実践してみましょう。
すると犬は「いつでもご飯が食べられるわけじゃない」と学習して、ご飯の時間を楽しみにするようになります。
それによって食欲は増進し、お皿から食べるようになることもあります。
まとめ
いかがでしたか? 飼い犬が手からしかご飯を食べない理由と対処法をお伝えしました。
愛犬がお皿からひとりでご飯を食べられるように、飼い主として実践できそうなことがあったでしょうか?
犬の気持ちを理解して、愛犬がより幸せに暮らせるようにベストを尽くしていきたいですね。