空飛ぶ座布団と呼ばれるムササビと空飛ぶハンカチと呼ばれるモモンガの違いは?
2024.5.8
目次
ムササビ、モモンガ、どちらも大の字になって空を飛ぶイメージがありますよね。以前にいった山梨県早川町ではどちらも見れるそうですが、どちらも見れなかった私です。
今回はムササビとモモンガ、具体的にどのような違いがあるのか、飛び方も一緒なのかご紹介したいと思います。
空飛ぶ座布団?ムササビの生態について
今回私は初めて知ったんですが、実はムササビが空飛ぶ座布団って言われているのを知ってました?空飛ぶ絨毯なら何だか聞いたことはありますが、空飛ぶ座布団は初めて聞きました。
ムササビはネズミ目リス科ムササビ属で、実はリスの仲間なんです。そのリスの仲間としては大きな動物になっています。
・体重約1kg
・頭部から尻尾までの大きさは約70cm〜80cm程度
尻尾まで入れると以外に大きい生き物、さすがリスの仲間の中で大きいムササビですね。
そんな長い尻尾を持つムササビですが、尻尾は飛ぶときにバランスをとるためのものだそうです。また、雨が降ったら傘の代わりになったり、寒いときはなんと、布団の代わりにしたりしているそうです。愛らしいですね。
ムササビの飛行距離は?
1回の飛行距離は約30cm〜50cmとなっています。また、長い距離を滑空することが可能で、最長で150m以上滑空した記録があるそうです!ムササビがどうして高い滑空能力があるかというと、実は、体の構造にあるんです。前足と後足の間だけではなく、尻尾にまである大きな飛翔膜(パタギウム)。その飛翔幕で空気を捉えることで、ムササビは長い距離を滑空することが出来ます。この飛翔膜は実は柔軟な膜で、滑空の間も形を変えることが出来、それにより方向転換や速度調整ができます。
空飛ぶハンカチ?モモンガの生態について
ムササビが空飛ぶ絨毯であれば、モモンガは空飛ぶハンカチだそうです。面白い言い回しだなと思いました。
・体重約80g〜140g
・頭部から尻尾までの大きさは大体25cm〜40cm程度
モモンガの飛行距離は?
モモンガの滑空距離は一般的に短いですが、最長では90m程度滑空することが出来ます。モモンガは体重が軽く、大きさも小さいため、飛翔膜が小さくなっています。ですが、モモンガは短い距離でも非常に機敏に滑空して移動することができます。モモンガも飛翔膜を使って空中での方向転換や速度の調整が出来ます。
参考:Flying Squirrels | National Wildlife Federation
こちらの動画では初めて飛ぶモモンガの様子が紹介されています。
ムササビとモモンガの違いは?
ムササビとモモンガは大きさが違い、モモンガと比べるとムササビの方圧倒的に大きい生き物です。また、見た目も違い、ムササビの耳は小さく、頭に対して目立たない形をしていますは、モモンガの耳は大きくて丸い形をしています。
ムササビの生息地は、比較的開けた森林や、木々の間隔が広い環境が多いため、長距離を滑空する能力があります。
モモンガの生息地は木々が密集している環境での生活に適応しており、短距離でも正確な位置に滑空することが出来ます。
まとめ
ムササビとモモンガ、大きさの違いが結構あるなという印象を受けました。どちらも木々の間を滑空する生物で、今度は機会があれば飛んでる姿を見てみたいなと思いました。