怖い!かわいい!人喰い!意見が変わるウバザメの特徴や生態とは
2023.8.20
目次
ウバザメってサメをご存知でしょうか。
サメ界では最大級の大きさを誇るウバザメ。
今回はウバザメについてご紹介します。
ウバザメの特徴
ウバザメは、ネズミザメ目ウバザメ科の一属一種のサメです。
ネズミザメ目の中では最も大きい種類で、サメの中でもウバザメより大きい種類はジンベエザメだけです。
つまり、この地球のほとんどを覆いつくす海に住む魚類。その魚類の中でNo,2ということになります。
体長は約6 ~ 8mほどですが、過去には12mを超す巨大なウバザメが見つかった例もあります。
こちらは、ウバザメの大きさがわかる画像です。写真のサメがウバザメかどうかも、そもそも合成ではないかなど、ちょっと信憑性は疑わしいです笑
しかし、この大きさはありえるので、ウバザメの大きさの参考までに掲載します。
そして、ウバザメの特徴は何と言っても、大きな口。
プランクトンを補食する時には、その大きな口を広げて泳ぎます。その姿が結構有名ではないでしょうか。
プランクトンを求めて、暖かい時期には海面近くや陸地近くまで姿を現すこともある。
ウバザメは怖い?人喰い?
ウバザメは怖いと言われています。
ただ、この怖いは恐らく見た目(ウバザメの外見)のことだと思われます。
そもそも、ウバザメは人喰いサメでは無い為、人を襲うことはありません。
ウバザメの性格もおとなしいとされています。
※襲うことは無いといっても、むやみにやたらに野生のウバザメに近づいてしまうと、衝突や何らかのきっかけで被害に合う可能性はあるのでご注意ください。
こちらはウバザメの画像。確かに見た目は怖い!と感じるかもしれません。
・・・・いや、海の中で何も隔てるものが無く、間近でウバザメを見たら間違いなく怖い!と感じるでしょう。
それぐらい迫力がありますね。
ただ、これをかわいい!という方もいらっしゃるので、人って感じ方それぞれだなと思います…。
ここでウバザメの動画をご紹介します。
動画は、【Nat Geo WILD】 のYoutubeを掲載させていただきます。
ウバザメはどこに生息している?絶滅危惧種?
ウバザメは世界の海で温帯・寒帯に生息しています。
日本近海でも、千島列島や琉球列島などで見られることがあります。
ただ、ウバザメは絶滅危惧種にもなっている為、個体数がかなり少ないです。
レッドリストには、【絶滅危惧IB類(EN)※ IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの】に登録されています。
出典::レッドリスト ウバザメ
主に、肝油や肉やひれなどを目的に捕獲されたことが原因の1つとされており、世界各地で保全活動も実施されています。
正確な個体数はわかりませんが、年々減少傾向にあるともされています。
ちなみに、ウバザメの寿命は数十年から100年近くではとされています。詳しいことは判明していないそうですが、長生きのサメであることは確かそうです。
まとめ
個体数が減少傾向にあるウバザメなので、野生の姿を見ることは本当に稀です。
国内でウバザメを飼育している水族館も現時点ではありません。
なかなか見れないウバザメですが、基本的には人間は襲わないので、ダイビングやシュノーケリングの際など、もし見かけたらそっと観察してみてください。
その巨大な姿を怖いと思うか、かわいいと思うかは、あなた次第です。