猫はオスの方が甘えん坊?メス猫との違いを徹底解説
2024.9.25
目次
猫好きの中でよく話題になるのが、「オス猫は甘えん坊」と言ったことです。確かに、うちにいる猫はオスとメスの猫が一匹ずついるのですが、オス猫の方がずっと抱っこさせてくれてくれるなと思います。メス猫は抱っこは嫌がるなーという印象があります。今回は、オス猫は本当に甘えん坊なのか、ご紹介していきたいと思います。
オス猫の性格は甘えん坊で人懐っこい?
オス猫の中でも、去勢された猫は、甘えん坊で飼い主にべったりな性格になりやすいと言われています。これは去勢によってホルモンバランスが変わり、繁殖本能やテリトリー意識が弱まり、飼い主との関係に集中できるようになるためです。オス猫は特に「遊び好き」「フレンドリー」といった傾向があり、家の中を駆け回ったり、飼い主に寄り添って寝る姿もよく見かけられます
引用元:Spaying and Neutering | Cornell University College of Veterinary Medicine
オス猫がメス猫に比べて「甘えん坊」だと言われる理由としてあげられるのは、猫の社会性が挙げられます。オス猫は自然界では広範囲に移動し、他の猫や動物と接触する機会が多いですが、飼育環境下ではその本能が発揮されにくいため、飼い主に対してその社交性を向けることが多くなります。特に、複数の猫を飼っている場合、オス猫は他の猫ともすぐに打ち解けやすく、グルーミングや一緒に遊ぶ姿が見られることもあります。
また、オス猫は身体的に大きくなる傾向があり、その分エネルギーが有り余ることがあります。このエネルギーを発散させるためにも、飼い主との遊び時間やスキンシップを求めることが多いようです。
メス猫の性格は独立心が強い?
一方で、メス猫は一般的に「独立心が強い」と言われます。これは、自然界においてメス猫が母猫として子猫を守り、育てる役割を担っていることと関係があります。そのため、メス猫は比較的用心深く、状況を自分でコントロールしようとする傾向があります。特に未避妊のメス猫は、発情期に入ると行動が不安定になることがあり、その影響で一時的に飼い主への甘えが少なくなることもあります
ただし、メス猫も決して甘えん坊ではないわけではありません。メス猫は自分のタイミングで飼い主に甘えてくることが多く、常にべったりではないものの、信頼関係が築かれると深い絆を示します。また、避妊手術を受けたメス猫はホルモンバランスが安定し、より落ち着いた性格になる傾向があります。
去勢・避妊が猫の性格に与える影響
- オス猫は去勢後性格はどうなるの?
-
ホルモンの影響で、冒険心や攻撃性を抑え、より飼い主に依存する傾向を強めます。去勢されたオス猫は、外に出たいという欲求が少なくなり、家庭内でのんびり過ごすことが多くなります。
- メス猫は避妊後どうなるの?
-
発情期のストレスから解放され、穏やかで落ち着いた性格に変わることが多いです。発情期のメス猫は大声で鳴いたり、家の外へ出たがるなど、行動が不安定になることがありますが、避妊によってこれらの行動がなくなり、より安定した生活を送ることができます
オスとメスの違いは飼い主の感じ方次第?
オス猫が甘えん坊でメス猫が独立しているという一般的な傾向はあります。しかし最終的には個々の猫の性格が大きく関係します。メス猫によってはオス猫よりも非常に甘えん坊で、飼い主にべったりすることもあります。逆に、独立心の強いオス猫も存在します。
猫の性格は、育った環境や飼い主との関係性によっても大きく変わってきます。そのため、オス・メスだけでその性格を決めることはできません。例えば、子猫の頃から頻繁に触れ合い、愛情を注いで育てられた猫は、性別に関係なく甘えん坊になる傾向があります。また、多頭飼いの家庭では、他の猫との関係性が性格に影響を与えることもあります。
引用:Demystifying feline behavior
まとめ
オス猫は一般的に甘えん坊で、メス猫は独立心が強いというのは確かに一理ありますが、すべての猫がそうであるわけではありません。猫の性格は、性別だけでなく、去勢・避妊の有無や育った環境、飼い主との関係によっても大きく左右されます。重要なのは、猫の個性を理解し、それぞれの性格に合った接し方をすることです。
猫を飼う際には、オスかメスかにこだわらず、その猫の性格をよく観察し、適切なケアと愛情を与えること猫と一緒に暮らしていく上で大事ですね。