湖はどうやってできるのか?
KATSU
目次
日本にはいろんな美しい湖がありますね。洞爺湖や震生湖など、その形や大きさも様々です。
でも、湖がどうやってできるか知っていますか?
今回は、湖ができる仕組みや原因についてみていきたいと思います。
湖ができる原因とは?
火口湖
火口湖は、噴火の際にできた深い窪地の中に水がたまってできる湖です。
日本にはたくさんの火口湖がありますが、中でも屈斜路湖や十和田湖などは有名ですね。
自然の中にある火口湖は、美しい景色とともに人々を魅了しています。
火口原湖
火原湖は、二重式火山や三重式火山の外輪山と中央火口丘のあいだの火口原に水が溜まってできた湖です。
周囲に山が囲まれており、美しい景観が楽しめます。
火山が吐き出した溶岩が冷え固まってできた地形が、火口原湖を形成する特徴的な要素となっています。

噴火による川や谷のせきとめ
噴火による川や谷のせきとめは、自然現象の1つである。
磐梯山や焼岳、さらに震災などによって、日本にはたくさんの堰止湖がある。
火山噴出物や地震によって生じた土石流などが谷出口をせき止め、湖を形成する。
中禅寺湖のような男体山の溶岩によるせきとめ
男体山の溶岩流によって中禅寺湖ができたことは、自然現象の驚くべき例の1つです。
男体山は、古い成層火山の一つで、最近の活動は1万年前以降に確認されています。
男体山は、中禅寺湖の周囲を囲む礫を含む岩石の塊を堆積物として堰止めたことによって、現代の景観を決定づけています。
土砂による川のせきとめ
川の流れが強すぎる場合、準備不足であることが多く、流域に土砂が堆積し、その土砂が川をせき止めることがあります。
土砂による川のせきとめによって、湖が形成されることがあります。
川と湖の境目には、様々な生き物が生息しているため、自然現象の一つとして守られています。
海岸の砂浜による湖の形成
海岸の砂浜による湖の形成も、自然現象の1つです。
砂浜の陸側にある水たまりや湧き水が穴になったり、地層に見られる地下の水路が繋がったりすることによって、湖ができることがあります。
周囲を環境に合わせた植物が取り囲んでいるため、自然が育んだ美しい景観が広がっています。
「湖」「沼」「池」の違いとは?
湖は周囲を陸地で囲まれた水域で、最深部が5メートル以上
湖は、周囲を陸地で囲まれた水域であり、その最深部が5メートル以上あるとされています。
陸地に囲まれているため、その内部には海や川などからの水が一定期間滞留し、独自の水循環システムを持っています。
自然の中にある湖は、その周囲の景色が美しく、たくさんの動植物が生息しています。

沼は湖より浅い水域で、水深は5メートル以内
沼とは、湖より水深が浅く、水深は5メートル以内の水域を指します。
フサモやクロモなど、水中植物が繁茂することが一般的です。
自然現象で生まれる沼もあれば、人工的に作られたものもあるようです。
湖に比べると、小さくて規模が小さいため、より親しみやすい存在かもしれませんね。
池はくぼ地に自然に水がたまった所、または地面を掘って水をためた所
池は、自然に水がたまったくぼ地や地面を掘って作られた水たまりです。
※くぼ地とは・・・周囲よりも低くなっている土地。
湖より小さく、植物が繁茂する浅い水域を指すことが多いです。
自然現象によってできるものだけでなく、人工的に作られた池もあります。
まとめ
湖でき方は多岐にわたりますが、多くの場合は自然現象によるものです。
カルデラや火口原湖、噴火による川や谷のせきとめ、男体山の溶岩によるせきとめ、土砂による川のせきとめ、海岸の砂浜による湖の形成などがあります。
自然の力はとても素晴らしいものですね。