シャチの狩りに注目!最強・怖いと感じる理由
2025.1.28
目次
今回はシャチの怖さについて、狩りに注目しながら見ていきます。
海の殺し屋とも呼ばれるシャチは、海洋動物最強なのでしょうか。
最強のハンター シャチ
シャチはとても頭の良い動物として知られています。
今回は、シャチの狩りを紹介しますが、
下記の記事では賢さという視点からシャチを見ています。
では、当記事ではより狩りに特化してシャチの怖さを見ていきたいと思います。
まず、こちらの動画をご覧ください。
前述した記事先の動画も流氷の上にいる獲物を狙うシーンでしたが、こちらの動画も似たような環境下です。
当記事でご紹介した動画では、冒頭10秒くらいにいきなりシャチの怖さを感じます。
シャチの身体は陸上での生活を得意とする構造になっていません。
その為、陸上(今回の場合は氷上)の上にいるカニクイアザラシをまずは確認するのですが、水中から顔を出してカニクイアザラシの姿を確認している姿が怖すぎます。
シャチの大きさもその怖さを増幅させます。しかも複数のシャチが。
シャチの狩りの連携
今回の動画では、群れで狩りを行うシャチの姿が見れます。
シャチはお互いに役割ややることを確認して、戦略を練って狩りに挑みます。

カニクイアザラシを狙う時
まずは氷上にいるカニクイアザラシを海に落とすところから始まります。
この海に落とすやり方も、海面ぎりぎりを泳いで波を起こして、カニクイアザラシに波を当てるなんて、賢すぎます。特に複数頭のシャチが同時に同方向から泳ぐことで、波の威力も増幅させているのです。
カニクイアザラシからしたら、流氷は安全地帯ではなく、逃げ場の無い小舟みたいなものです。
複数のシャチが都度、カニクイアザラシの位置や流氷の状況を確認しては作戦を練って、連携して狩りをしていく。
シャチが賢いというのがとてもわかる動画だと思います。
その他の生き物を狙う時もご紹介します。
クジラを狙う時

シャチは自分たちより何倍も大きなクジラを襲うこともあります。もちろん群れ全体で攻撃して、クジラを弱らせ狙います。
例えば、シャチたちはクジラの息をする穴を塞ぐようにクジラの上に乗り、息ができないように窒息させる作戦を使います。
このように、ターゲットの弱点を知り、頭脳を使った狩りをするのがシャチのすごいところです。
魚を狙う時

シャチは魚の群れを狙うとき、効率的に捕まえるための方法を使います。
まず、シャチたちは魚を追いかけて、一か所に集めます。その後、尾びれを使って水中に音波を発生させたり、尾で魚を気絶させたりして捕まえるのです。
この方法で魚の逃げ場をなくして一網打尽にします。
シャチが「最強」と感じる理由
食物連鎖の頂点
さらに、シャチは海の中で天敵がほとんどいない存在です。つまり、食物連鎖の頂点でシャチを食べる動物はいないのです。
魚、アザラシ、ペンギン、サメ、さらにはクジラまで、ほとんどの海の動物がシャチの獲物になります。
この事実もシャチの「怖さ」と言えますね。

シャチが「怖い」と感じる理由
完璧な狩りの作戦
動画の狩りの風景を見てもそうですが、シャチの怖さは見た目の大きさや肉食動物だということよりも、その知能の高さからきているものだと、私は考えます。
この知能の高さがあるから、連携した狩りができる。
いかに獲物を捉えれるかを考え作戦を練ることができる。
狙われている側からしたら、ただやみくもに走って(泳いで)追っかけてくるよりも、怖いと感じることでしょう。
シャチの泳ぐスピードは、時速約56 km。
泳ぎもかなり速いので、そうそう逃げられないのですが、今回の動画でもある通り、流氷に飛び乗れば回避できるというのはあります。
ただ、その流氷の上だと、どこからどういう手段で襲ってくるかがわからないという「怖さ」が出てしまいます。
だから、シャチの怖さは、シャチの賢さ・知能の高さからきているものだと私は考えているのです。

まとめ
シャチはその美しい見た目とは裏腹に、賢くて強い「海の最強ハンター」です。
今回は、紹介した動画がシャチの狩りの怖さや知能の高さを感じる衝撃的な内容だったので、ご紹介させていただきました。
水族館でシャチを見るときは、今回の動画を思い出しながら、ぜひシャチの賢さや力強さに注目してみてください!