コモンマーモセットってどんなサル?性格や生態をご紹介
2023.5.1
目次
今回は、コモンマーモセットについてお話ししたいと思います。
コモンマーモセットとは?
コモンマーモセットとは、霊長類の一種であり、サルの中でも非常に小型の一種です。
体長は25~35cm、体重は250~500gとほど。
特徴的なのは耳の周りに伸びる白い毛で、成長に伴って発達していきます。
コモンマーモットは樹上で生活することを適応しており、親指以外の爪が鉤状になっています。
コモンマーモセットは樹液を食べるために下顎の切歯と犬歯が発達しており、樹皮に傷をつけることもできます。
コモンマーモットが持つ知能は非常に高く、しつけがしやすく扱いやすいため、家庭に迎え入れる動物としても人気があります。
コモンマーモセットの生態と性格
コモンマーモセットの性格は、警戒心が強く臆病な傾向があります。
社会性が高く、4~15頭の群れで生活をしています。
コモンマーモセットはにおいに敏感であり、自分の存在や行動圏について示すにおいづけ行動を行います。
また、コモンマーモセットの子育てはメスではなくオスが行います。
オスは背中に子供を乗せているのが特徴で、子育てに積極的に取り組みます。
コモンマーモセットは小型で知能が高く、子育てでもオスがしっかりと責任を持つなど独特な行動を見せる動物です。
コモンマーモセットの知能と独特な行動
コモンマーモセットは、人間に近い知能を持つサルの仲間で、独特な行動も見られます。
例えば、小鳥のような高い鳴き声でコミュニケーションをとることがあります。
感情表現も豊かで、自分の存在や行動圏を示すために、いろいろなところにおしっこをかけたり、皮脂をこすりつけたりするにおいづけ行動をします。
また、子育てはメスではなくオスがするため、背中に子供を乗せているのはオスです。
コモンマーモセットは、霊長類の中でも短い期間で性成熟し、非常に高い繁殖力を持っています。
まとめ
コモンマーモセットは国内の多くの動物園で飼育もされています。
警戒心が強い性格をしていながら、人馴れしているコモンマーモセットは好奇心旺盛で人間に寄ってきます。
小柄な体格なども相まって、人気のコモンマーモセット。
動画もご紹介します。
動画は、Billabong Zoo, Koala & Wildlife ParkのYoutubeを掲載させていただきます。
個人的には国内の動物園では、神戸どうぶつ王国のコモンマーモセットがほぼ放し飼いのような状態で動き回っているところが魅力的でした。