マントヒヒとマンドリルの違いとは。見分け方や強さを比較
2024.4.1
目次
今回は、同じサルの仲間(霊長類)である「マントヒヒ」と「マンドリル」の違いについてご紹介します。マントヒヒとマンドリルは、似ていると言われることも多く間違いやすいサルという認識も持たれています。
マントヒヒとマンドリルのそれぞれの特徴や生態については、こちらをご参考にしてください。
マントヒヒとマンドリルの共通点
まずは簡単に共通点をご紹介します。
① 名前が似ている
マントヒヒとマンドリルが間違いやすいと思われる1つの要因として、名前が似ているというのがあげられます。
どちらも、5文字で「マン ~ 」から始まる。
ただ、これは日本名(和名)だからであって、英名はこちら
マントヒヒの英名 → Hamadryas Baboon (ハマドリャス バブーン)
マンドリルの英名 → Mandrillus sphinx (マンドリル スフィンクス)
どちらも全然違いますね。
こちらからわかるとおり、マントヒヒと言っても英語圏内の方には伝わらないが、マンドリルは伝わるという違いはありますね。
② 同じ霊長類
マントヒヒとマンドリルが間違いやすいと思われる1つの要因として、同じ霊長類というのも重要なポイントです。
同じ霊長類、つまりサルの仲間なのですが、生息地や性格は全然違います。
マントヒヒは、アフリカ地域のサバンナ(草原)や岩場などに生息していることが多いのに対して、マンドリルは、同じアフリカ地域でも熱帯雨林に生息しています。
性格に関しても、マントヒヒは気性が荒いのに対して、マンドリルは比較的温厚の性格です。※マンドリルも自分の縄張りに侵入された時などは結構攻撃的になります。
共通点まとめ
同じ霊長類であり、同じ「マン」という文字から始まる名前というのが、間違いやすいポイントになっているのではと思います。
ちなみに、マントヒヒとマンドリルの体長も似ています。どちらかと言うとマンドリルの方が少し大きいかなというころ。
似ているサル同士なので、どちらが強いの?と思う方もいるかもしれません。
一概に強さと言っても様々な要素が絡みますので、あくまで個人的な意見にはなりますが、体格的にはマンドリルに分があるかなと思います。ただ、気性の荒い性格や鋭いキバを持つという点ではマントヒヒの方が強いという印象もあります。
その為、強さという部分でも似ていると私は思います。
マントヒヒとマンドリルの違い
続いて、マントヒヒとマンドリルの違いをご紹介します。前述で生息地や性格が違うとご紹介しましたが、それ以外にも異なる所は多々ございます。
特に、写真を見てもわかるとおりの見た目の違いです。マントヒヒもマンドリルも、オスが特徴的な身体の色をしていてメスや子供はそこまで派手では無いという部分は似ていますが、オスは全然違いますね。
マントヒヒの見た目
マントヒヒは、たてがみとも呼ばれる体毛が、顔の周りから上半身にかけて大きく覆うように生えています。この体毛は白や灰色っぽい色をしています。
この体毛がマントを付けているように見えるから、マントヒヒです。
マンドリルの見た目
マンドリルは、体毛は黒っぽい色ですが、顔やおしりに鮮やかな青色が入っています。また鼻筋部分は赤色です。
まとめ
今回は、マントヒヒとマンドリルの違いについてご紹介しました。
ご紹介したとおり、マントヒヒとマンドリルは全然違うことがわかったかと思います。
前述したとおり、名前が似ているのも和名なので、マントヒヒとマンドリルが間違いやすい!と思っているのは日本だけかもしれませんね。