マウンテンゴリラの握力や性格を調べてみた。特徴を知ろう!
2023.4.28
目次
今回は、マウンテンゴリラについて調べてみました。
野生動物のなかでも稀有な存在であるマウンテンゴリラは、どんな特徴を持っているのでしょうか。
マウンテンゴリラの体高、体重、寿命の特徴
マウンテンゴリラは、体高が1.2~1.8メートル、体重が135~220キログラムと非常に大きい体を持っています。
寿命は、野生で35年程度ですが、飼育下では長生きすることもあります。
人間の赤ちゃんと同じように、親とほぼ同じ姿で生まれてくるマウンテンゴリラは、生まれたての体重は1,800g程度と比較的小さめです。
マウンテンゴリラの力強さや野生の姿がわかる動画をご紹介します。
動画は、BBC EarthのYoutubeを掲載させていただきます。
マウンテンゴリラの特徴的な歩き方「ナックル」について
マウンテンゴリラの特徴的な歩き方として「ナックルウォーキング」というものがあります。
この歩き方は、四肢を使い手を軽く握って指の背を地面につける独特な歩き方です。
この歩き方は、背中の筋肉を効果的に使用することができるため、移動において非常に効率的な方法とされています。
また、この歩き方をすることで地面に手がつくことで、体重を支えることができるので、傾斜のある地形でも安定した移動が可能になるという特徴があります。
チンパンジーも同様の歩き方をするとされ、このことから共通の祖先を持つと考えられています。
マウンテンゴリラのナックルウォーキングは、その強靭な筋肉と大きな身体をより一層輝かせる、独特な特徴のひとつです。
マウンテンゴリラの性格について
マウンテンゴリラの見た目は怖そうですが、彼らはあまり攻撃的ではなく、実は繊細で臆病な性格をしています。
彼らは人間と同じように家族愛が強く、優しい性格をしていると言われています。
また、彼らは非常に賢く、知能が高いことでも知られています。
彼らが攻撃的になることはほとんどなく、人間との共存も可能です。
マウンテンゴリラの握力はどれくらい?
マウンテンゴリラの握力は、体格とともに非常に大きなものとされています。
多くの研究により、マウンテンゴリラの握力の平均は約500kg程度であることがわかっています。
人間の平均握力は、成人男性で約50kg程度ですから、その圧倒的な強さが見て取れます。
マウンテンゴリラは、戦いや求愛の際に握力を競うことがあり、その握力を上回る者に勝利が与えられることが多いそうです。
マウンテンゴリラは絶滅危惧種?
マウンテンゴリラは、絶滅危惧種に指定されています。
彼らの生息地である中央アフリカの森林が破壊され、密猟や不法漁業による乱獲の影響を受けています。
そのため、彼らを守るために様々な保護活動が行われています。
ルワンダでは、ゴリラレンジャーという公務員が彼らの健康状態をチェックし、密猟者や不法侵入者から彼らを守るために働いています。
マウンテンゴリラは、現在でもその数を増やすために、保護活動が必要な貴重な生き物です。
レッドリストには、【絶滅危惧IB類(EN)※ IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの】に登録されています。
まとめ
今回はマウンテンゴリラについてご紹介しました。
握力はもちろん、その身体の大きさどおりの凄まじいパワーをもつ動物です。
しかし繊細な性格もしています。
絶滅危惧種になっているマウンテンゴリラが未来でも見れるように。
野生のマウンテンゴリラが生息していない日本にいる私たちでも、できることがあれば協力していきたいと思います。