秋の乾燥が辛い!うるおいを与える果実「梨」
2025.10.18
目次
秋になるとスーパーでよく梨を見かけますよね。そのみずみずしさと優しい甘さは、秋を代表する果物です。
実はそんな梨は秋の乾燥に対して、うるおいを与えてくれるんです!今回はそんな梨についてご紹介していきます!
梨は実は昔からある果物だった
梨は古くからアジアに自生しており、原産地は中国西部から中央アジアといわれています。
日本でも紀元前からすでに栽培され、日本には弥生時代ごろに伝わったと考えられています。

梨の栄養価 は?うるおいだけじゃない、カラダ想いの果物
梨はどのくらいの水分量がある?
実は梨は90%が水分と言われています。
梨の約90%は水分ですが、それ以外にもカリウム・ビタミンC・食物繊維(特にリグニン)を多く含みます。
梨に含まれる栄養素の効果は?
引用: A review of pears (Pyrus spp.), ancient functional food for modern times
薬膳の視点から見る梨は?

中医学では、梨は「潤肺」「生津」「清熱」の性質をもつとされています。
秋の乾いた空気で喉がイガイガしたり、肌がかゆくなるのは、肺の潤いが不足する「燥邪(そうじゃ)」の影響と考えられます。
梨のもつ水分と自然な甘みは、その「燥」を和らげ、体内に潤いを与えるとされています。
ただし、梨は体を冷やす性質(寒性)を持つため、冷えやすい人は温めて食べるのがおすすめです。
梨のおすすめの食べ方、温めて「陰陽バランス」を整える

梨のコンポート
蜂蜜とシナモンで煮詰めると、優しい甘さで秋の夜にぴったり。冷えを防ぎながら、乾いた喉や咳を癒します。
まとめ
梨は、みずみずしい果汁と優しい甘みだけでなく、古代から伝わる自然療法の知恵が詰まった果物です。食卓に一つ梨を添えることで、秋の乾燥に負けない「潤いのある身体づくり」をサポートしてくれます。