ビーバーの食べ物は?ダムを作る動物、ビーバーの性格や特徴
著者:KATSU
目次
前歯がかわいいビーバー。いったいどんな動物なのでしょうか。
今回はビーバーについてご紹介します。
ビーバー
齧歯目ビーバー科ビーバー属。齧歯類とあるとおり、ネズミに近い動物です。
体長は80 ~ 120cm前後。ネズミよりかは大きめの動物です。
野生のビーバーは主に川や湖、沼などの水辺に生息しています。
ビーバーは草食動物なので、水辺に生えている木の皮などを好んで食べています。
この木の皮は自分の歯を使って削りとったり、水面に浮かんでいるものを食べています。
ビーバーは哺乳類で肺呼吸の為、水中で呼吸はできません。しかし、とても泳ぐのが得意の動物なので、水の中にいることも結構多い。
巣の入口が水中にある場合もあります。※入口が水中なだけで、居住スペースは水面より高ったりで、上手く水が無いスペースを作り上げており、そこで暮らしています。
ビーバーのダム作り
ビーバーはダムを作る動物として有名ですよね。
このダムとは、そのままで水をせき止める為に作っています。では、いったいどういう理由でダムを作るのでしょうか。
ビーバーがダムを作る理由
ビーバーの生息地には天敵となる、オオカミやクマなども生息しています。そういうビーバーを捕食する動物から身を守る為の巣が必要になります。
そこでビーバーは巣の入口を水中にすることにして、天敵が巣に入ってこれないようにします。
この入口を水中にするには、水が溜まる場所が必要になる。だからビーバーはダムを作って水の流れを止めるのです。
溜まった水に囲まれた場所に巣を作り、入口は水中に。
こうすることで、天敵が巣の入口はもちろん、巣自体にも近づきにくくしています。

ビーバーのダムの作り方
では、いったいビーバーはどうやってダムを作るのでしょうか。
ビーバーの発達した前歯には鉄分を含んでおり、とても硬い。
ビーバーはこの歯を使って木を削り、少しずつ木を運びダムを作っていきます。
時には自分の身体以上の大きさの木の枝を運ぶこともあるくらい力持ちのビーバー。
こちらはビーバーの歯で削られ倒れた木です。

ビーバーの歯にかかれば、これくらいの木なら簡単に削り倒してしまうのですね。
削り倒した木をさらに細かくして、ダムを作っていきます。

ビーバーの性格
ビーバーは温厚で真面目な性格です。
そもそも、コツコツ仕事をこなせる性格をしていないと、ダムを作るなんて作業はできません。
木を削っては水中に運び設置。それを何十往復もしないといけないのですから。
さらに、ビーバーは一夫一妻制と言われており、オスとメスで巣に住み、繫殖。子育てを行います。
家族で形成された群れで生活をするビーバーは人に近いかもしれませんね。
生活をする為の巣をしっかりと作るところも、人に近いところです。
まとめ
今回はビーバーについてご紹介しました。
野生のビーバーは日本国内には生息しておりませんが、動物園・水族館では飼育されているところがあります。
ダムを作る姿はさすがに施設内では見ることが難しいですが、立派な歯や水中を泳ぐ姿などをぜひ見てみてくださいませ。