ギフチョウの食草って何?特徴や生態をご紹介!
KATSU
目次
今回はギフチョウというチョウについてご紹介していきます。
ギフチョウってどんなチョウ?
ギフチョウは、チョウ目アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科ギフチョウ属に分類されるチョウの一種です。
黄色に体に黒のラインのような模様が入っているチョウになります。
アゲハチョウ科というだけあって、アゲハチョウの特に有名なナミアゲハに見た目はそっくりです。
ただ、模様の鮮やかさからチョウではなくて、ガに間違われることもあります!

主に春から夏にかけて成体を確認することができる。
林などの木々が生い茂った場所に生息している為、街中で見かけることはあまり無い。
こちらの動画をご覧ください。
動画は、【岐阜新聞社】 のYoutubeを掲載させていただきます。
ギフチョウの羽化から飛び立つ姿を観ることができます。
また2羽のギフチョウが重なって交尾をする貴重な姿も観ることができますよ!
ギフチョウは日本の固有種
ギフチョウは日本だけの固有種になります。
1883年に日本で初めて発見された種類になります。
ちなみに、その発見された場所が岐阜県だったことからギフチョウという名前になったのが由来です。
ギフチョウは一部の地域では生息環境の悪化に伴い、絶滅が危惧されております。
環境省には、【絶滅危惧II類 (VU)※ 絶滅の危険が増大している種】に登録されています。
出典:岐阜県 ギフチョウ
日本の固有種でもあるギフチョウを絶滅させない為に、保護活動も実施されています。
生息環境の保全や、食草を植えたりなど、ギフチョウが住みやすい環境を整えることが保護活動の取り組みとして行われています。
ギフチョウの食草とは
食草(しょくそう)とは、昆虫が食べる特定の植物のことを指します。
ギフチョウはどんな食草を好んでいるのしょうか。
ギフチョウは主に、サクラ・ツツジ・カタクリ・スミレなどの花の蜜を吸います。
幼虫の頃はカンアオイという植物を食べています。

まとめ
今回はギフチョウのご紹介をいたしました。
日本でも本州に生息しているチョウの為、大自然のイメージがある北海道や沖縄に逆にいないのか!と以外な部分もございます。
絶滅危惧種にもなっているギフチョウなので、今後もっと見れなくなっていく可能性もございます。
絶滅を防ぐ為に、不必要な環境開発などは控える意識が、我々人間には必要なのではと思わされます。