知能が高いと言われる馬の寝方は?生態や特徴について
2024.5.29
目次
今回は割と身近な生き物、馬についてご紹介させていただきます。
競馬など競走馬のイメージが強い馬ですが、昔から人の生活に欠かせない大事なパートナーでした。
馬の特徴とは?
馬の体の特徴といえば、首や四肢が長い、というのが特徴的です。草食動物で、肉食動物に狙われた時には長い四肢を活かして素早く逃げることができます。草食動物の中でも短距離で早く走るだけではなく、長い距離も走ることもできる動物です。
馬の知能は?
頭がいいイメージの馬ですが、実際にはどの程度の知能を持った生き物なのでしょうか。
特に強い痛みや恐怖を感じたことは、たった一度の経験だけでも一生忘れないこともあるそうです。
実際には人で例えると3歳児程度の知能を持っているとも言われています。
馬の性格は?
馬は、基本的には臆病で穏やかな性格を持つ動物です。馬自身、自ら攻撃をするということは滅多にあないそうです。ですが、臆病な性格のため、恐怖心が強くなると暴れ出したり噛みついたりすることもあります。
馬の生態は?
馬は実は、人の顔を覚えるのが得意動物です。馬の視力は人の0.6倍であり、あまり視力が良い動物とはいえないのですが、聴力を使って周囲の状況や人の特徴を把握しています。
馬は音に敏感な動物であり、耳を180度回転させて音がする方角を探すことができます。発達した耳の筋肉により、実は馬は、耳を左右別々に動かすことができるんです。
馬は本当に立って寝るの?馬の寝方は?
一般的に馬の総睡眠時間は1日に約3、4時間程度と言われており、他の哺乳類と比較するとかなり短い睡眠時間の部類となります。なぜここまで短い睡眠時間になったかというと、野生の環境の中、敵からの攻撃を避けるために長時間の深い睡眠を取らないようにするという生存戦略です。
では実際に、どのように寝ているのでしょうか?
・立ったまま睡眠をとる立ち寝
・地面に腹ばいになって眠る伏せ寝
馬が立ち寝で寝ている時には、とても浅い睡眠で、いつでも素早く逃げる準備ができているよ、という姿勢だそうです。立ち寝の時には3本足で立って眠っているそうです。
また、伏せ寝で馬が寝ている状態は、深い睡眠をとる際に見られているそうです。群れの中で生活をしている際、他の馬が周囲を警戒している間、安心して伏せ寝で眠っているそうです。
参考:Why don’t horses sit or lie down even while sleeping?
馬と人の関係は?
馬とう人の関係の歴史は実は大変長いものなのです。5000年前頃から、馬の家畜化は、農耕や食用を目的として始まったという歴史があります。
紀元前500年頃には、遊牧民族が乗馬のための道具を発明しました。そこから馬を活用した産業が一気に栄えていったそうです。
日本では、なんと弥生時代の末期には、馬を日常生活で使っていたという記録が残っているそうです。馬と人との関係の、歴史の古さを知ることができます。
時代の流れとともに、世界で馬術や乗馬が発展していきます。
馬を使った娯楽やスポーツとしては、実は馬車を使った競技が主流だったんです。ですが、17世紀頃にイギリスでサラブレッドが誕生し、現代の競馬のスタイルへ変わっていったそうです。
以下の動画では、南米での人と馬との関わりについて紹介しています。
まとめ
今回は身近な動物、馬についてご紹介しました。
とても知能が高い動物というイメージはもともとありましたが、思った以上に社会性のある生き物なんだなと知っていただけたかと思います。