ミーアキャットの特徴！飼育してみたいけどミーアキャットは怖い？寿命は？

ミーアキャットの生態と特徴

ミーアキャットは、哺乳綱食肉目マングース科スリカータ属です。主に南部アフリカの乾燥した草原や砂漠地帯に生息しています。特に、ボツワナ、ナミビア、南アフリカなどの地域で広く見られます。彼らは、このような乾燥した環境に適応し、地下に複雑な巣を掘ることで生活しています。体長は25 ~ 31cm程度の小型の哺乳類です。肉食動物で、昆虫やクモ、サソリなどの小型の爬虫類などを補食します。また、植物の芽や果実を食べることもあります。主に、家族の構成の群れで生活をしています。地中に穴を掘って巣穴をつくり、そこを拠点に活動します地域的行動を行い、他のモブとの境界を守ります。時には、他のモブとの間で戦闘が発生することもあります。

ミーアキャットの行動

ミーアキャットの群れには最上位のオスとメスがいて、その１組のみが繫殖活動を行います。ただ、他のミーアキャットの群れのメンバーも子育てなどは手伝います。ミーアキャットはとても警戒心が強く、攻撃的な性格をしています。この警戒心の強さは群れで行動する時にとても分かりやすく見られます。それは、背筋を伸ばして辺りをキョロキョロ見渡す、ミーアキャットと言えば！の行動です。時には、数匹で群れへの驚異が無いかをパトロールします。特に、ミーアキャットの天敵として肉食鳥類のワシやタカがいます。上空からミーアキャットを見つけて狙ってくるので、ミーアキャットたちは特に上空への警戒は怠りません。こうして立って警戒するのには、上空はもちろん辺り一面を見渡しやすいからという理由もありますが、もう一つ立ち上がる理由があります。それは、睡眠中に冷えた身体を温める為。太陽に向かって立ち上がることで、体温を上げているんですね！立ち上がって群れ数頭で同じ太陽の方向を見ているところは、ミーアキャットの特徴だなと感じます。

ミーアキャットの性格！怖い？

ミーアキャットは怖いとしばしば言われます。小型で小走りで走り回る姿・背筋を伸ばして見張りをする姿など、結構可愛い！と言われることが多いミーアキャットですが、一方で怖いと言われることもあるのです。好奇心旺盛の割に攻撃的な一面を持っていたり、警戒心丸出しのその姿が＝怖いと思われているのではと思います。また、ミーアキャットは鋭い爪も持っているので、舐めてかかると大怪我を負う可能性もあります。小型とは言え、一応肉食動物なので、油断禁物ですね！

ミーアキャットの敵は？

ミーアキャットの敵はどんな動物がいるのか紹介していきます。まず紹介するのは、ライオンです。特にサバンナや草原地帯での生息域が重なる場合、ライオンによる捕食がミーアキャットの個体数を減少させることがあります。２つ目は、ハイエナです。ミーアキャットの巣穴を襲撃してミーアキャットの子供を捕食することがあります。３つ目は、ワシです。大型の猛禽類、特にワシやハゲワシは、ミーアキャットの幼体や弱った個体を狙うことがあります。４つ目はヒョウです。ヒョウは、ミーアキャットを狩ることがありますが、彼らの生息地が一部重なっているため、直接的な競争相手でもあります。５つ目はヘビです。特にアフリカに生息する毒ヘビは、ミーアキャットの襲撃対象になることがあります。特に巣穴周辺での遭遇がよくあります。これらの天敵に対抗するために、ミーアキャットは見張り役を持ち、群れ全体で協力して警戒し、逃げる能力を持っています。

ミーアキャットは頭がいいの？

ある程度の知能を持つと考えられています。彼らは社会的な生活を送り、家族群（モブ）で協力して生活することができるため、集団でのコミュニケーションや協力行動においては高度な行動を示すことがあります。ミーアキャットの集団での行動は、見張り役の交代や狩りの戦術などによって特徴付けられます。彼らはまた、他のモブとの競争や地域の守備を行うこともあります。これらの行動は、集団内のメンバー同士のコミュニケーションや協力の重要性を示しています。

ミーアキャットの飼育は難しい？？

ミーアキャットの飼育は難しいです。ミーアキャットは集団行動で、家族群（モブ）で行動する動物です。彼らのニーズを満たすためには適切な知識と環境が必要です。例えば、ミーアキャットは単独で飼育することは推奨されません。適切な環境を提供するためには、複数の個体を一緒に飼育する必要があります。また、活発で探検好きな動物なので、彼らには広い屋内および屋外のエリアが必要であり、地下巣穴を提供することが重要です。さらに、食事は主に昆虫や小型の動物を食べますが、栄養バランスを考慮して多様な食材を提供する必要があります。そのため、ミーアキャットの健康管理や行動の理解には専門的な知識が必要です。経験豊富な動物のケアテイカーや獣医師の助言を受けることが重要です。

まとめ

今回は、ミーアキャットのご紹介をいたしました。日本国内に野生のミーアキャットはいませんが、動物園などで飼育されていることも多いので、機会があればぜひその立ち上がった姿を見てくださいませ。ただし！むやみやたらに触ろうとするのは危険ですよ！

著者：KATSU

エールクエスト代表

エールクエストではWebサイト制作やイベント制作を主に対応。

ただ自然が好き、動物が好き。その想いとこれまでの経験からチアセブンアーチを企画して、運営を行っている。

海外・国内問わず、動物や自然のことを調べてまとめるライティングスキルと国内の動物や自然の施設に自ら足を運んで実際に体験した内容を元に記事を執筆している。