カタツムリとナメクジは同じ?違う?生態や見た目の違い
KATSU
目次
今回はカタツムリとナメクジがどのように違うのか、また、それぞれの生態を見ていきたいと思います。
カタツムリとナメクジは同じ巻貝の仲間!
カタツムリとナメクジは、確かによく似ている生き物ですが、実は同じ巻貝の仲間です。
生物学的には、軟体動物門、腹足鋼、有肺亜鋼に属する生き物で、貝殻の有無が最大の違いとなっています。
そう、ほとんどの方がご存知のとおりカタツムリには貝殻がありますが、ナメクジには貝殻がありません。

カタツムリとナメクジは、腹面を使って這うように移動する軟体動物です。
腹足鋼にはアワビやサザエなども含まれますが、陸生貝類としては、カタツムリとナメクジが有名です。
どちらも生態や習性が似ていて、植物を食べたり、湿度の高い環境を好んで生活しています。
生物学的分類からみるカタツムリとナメクジの違い
カタツムリとナメクジは、見た目が似ていて分類も同じく軟体動物門、腹足鋼、有肺目に属することから、同じ生き物と思われがちです。
しかし、実際には生物学的分類上で少し違いがあります。その違いは、前述したとおり貝殻の有無です。
カタツムリは貝殻を持ち、この貝殻が体を守る役割を果たしています。
一方、ナメクジは貝殻を持たないため、外敵から身を守る手段が限られてしまいます。
これは、カタツムリとナメクジが同じグループ内で異なる進化を辿った結果と考えられています。
生物学的分類においては、カタツムリは柄眼目に、ナメクジは無殻目に分類されます。
これらの違いからも分かるように、カタツムリとナメクジは生物学的には密接な関係にあるものの、貝殻の有無によって異なった生態を持っています。

カタツムリとナメクジの生態
カタツムリとナメクジの生態にも興味深い違いがみられます。
カタツムリは、潮間帯や森林など多様な環境に生息し、草など植物を食べることが多いです。
一方、ナメクジは主に湿った地面や腐葉土に生息し、菌類や腐生植物を食べる傾向があります。
また、カタツムリは夜行性で活動し、昼間は貝殻の中に引きこもって休むことが多いのに対して、ナメクジは昼夜問わず活動することが多いです。
カタツムリとナメクジの見分け方は?
カタツムリとナメクジはどちらも軟体動物門腹足鋼(ふくそくこう)に属しており、親戚関係にある生き物です。
しかし、違いもいくつかあります。
一番わかりやすい違いは、もちろん貝殻の有無。
また、触角の数も異なります。
カタツムリは4本の触角がありますが、ナメクジは2本の触角があります。
そして、カタツムリとナメクジの住む場所も少し違います。
カタツムリは湿度が高く葉っぱが茂った場所、ナメクジは土管や石の下など地面に近い場所を好む傾向があります。
見た目や生態が似ているカタツムリとナメクジですが、殻や触角の違い、そして食性や住む環境が異なります。
見分けるコツを覚えて、次に出会ったときにはどちらかを判別できるようにしましょう。

まとめ
今回はカタツムリとナメクジの違いについてご紹介しました。
貝殻の有無だけが違いかと思っていましたが、生態を見て見ると、食性や住処などが少し異なっていますね。
驚きなのは、カタツムリとナメクジが貝の仲間だということ。
よく見ると確かに他の貝の仲間に似ていますね。
私は昆虫よりの生き物と当初は思っておりました。
これから梅雨の季節。
湿気が多い時はカタツムリとナメクジに出会えるチャンスが多い。
雨がラッキー!カタツムリやナメクジを観察できるぞ!と思えたら、雨の日も楽しくなりそうですね笑