ワオキツネザルってどんなサル?かわいいワオキツネザルが見れる動物園はどこ?
2024.2.29
目次
名前にキツネが入っている人気者のおサル、それがワオキツネザル!
さて、このワオキツネザルは一体どういうサルなのでしょうか?ご紹介します!
ワオキツネザルの特徴や生態とは?
霊長目キツネザル科の中でも知名度が高い、ワオキツネザル。
特徴は白黒のしましまの尻尾と、キツネザルと言われるだけあるキツネに似た顔!
動物園でも飼育されていることが多く、一度は見たことがある方が多いのではないでしょうか。
(キツネザルという名はキツネに似ているところからきているのであれば、キツネより先にキツネザルが発見されていたら、どんな名前になっていたのだろうか?と想像してしまいます。)
生息地は?
ワオキツネザルだけでなく、キツネザルの生息地はマダガスカルです。
マダガスカルはアフリカ南東部にある島国。マダガスカルには、熱帯雨林やサンゴ礁などの自然豊かな環境があり、多くの野生動物の生息地になっています。
群れで生活をしており、主に樹の上で活動をしているが、地上に降りて活動することも結構あります!
しましまの尻尾ってどんな感じ?
ワオキツネザルの圧倒的な注目ポイントはしましまの尻尾!地面を歩く時は上に立てて歩き、座っている時は身体に巻き付けたりしています。しましまの尻尾は仲間同士の目印になっているといわれています!
顔の特徴は?
ワオキツネザルの顔はこちら!
ガラスの反射で少しわかりにくいですが、キツネのような輪郭をしています!目はクリクリとして、黄色目に黒の点です!目の周りから毛がふさふさなのが見てわかりますね!
ちなみに、横から見た顔はこちら!鼻が尖っているのがよりわかりますね!
手の特徴は?
手は5本指です!写真を見ていただくとわかりますが、太い丸太でもしっかりと掴むことができます!
ワオキツネザルの性格とは?
基本的にワオキツネザルの性格は、好奇心旺盛で仲間意識が強いと言われています!
群れで生活をしている為、仲間同士でグルーミング(毛づくろい)をしたり、食べ物を仲間同士で分け与える場合もあります。ワオキツネザルの性格は、群れで生活をして行く為に大事な社会性の面でも、とても良いものだと感じます。
ちなみに群れの階級はメスははっきりしていますが、オスの順位は結構な頻度で入れ替わるそうです。またオスは数年ごとに群れを変える場合もあります。
ワオキツネザルの寿命はどれくらいなの?
ワオキツネザルの寿命は野生下では、16 ~ 19年くらいだと言われています。
ワオキツネザルは現在、絶滅危惧種にも指定されており、生息地域のほとんどが保護地域になっています。
ワオキツネザルの野生の個体数は2000 ~ 2400頭くらいだと言われています。
これは、寿命の長さとは関係なく、限られた地域でのみしか生息しておらず、活動地域も狭い為、大幅な繫殖増加に繋がらない為だと考えられています。
ワオキツネザルはかわいい?
ワオキツネザルはよくかわいい!と人気です。
これは、某映画でキツネザルの仲間が出てきてかわいい!と人気になったのもありますし、そもそもワオキツネザル自体がかわいいというのもあります。
特に、愛くるしい顔と尻尾がかわいいと言われる所以かもしれません。
キツネに似た顔にまん丸の目。動物園などで近くで見ると、目が合うことも多くその瞳や仕草がかわいい!と思ってしまいます。
また、しましまの尻尾は地上で歩く時は立てています。その姿がまたかわいいと人気でもあるのです。
こちらの画像のように同じポーズで日を浴びているのも良くみるかわいい姿です笑
ワオキツネザルが見られる動物園はどこ?
※ 2024年2月時点 参考:日本動物園水族館協会 ワオキツネザル検索
かなり多くの動物園で飼育されていることがわかりますね!
明確なことは言えませんが、こちらの理由が考えられます!
ワオキツネザルは年に1回(4~6月にかけて)繫殖します。一夫多妻で、1頭あたり1 ~ 2頭ほどの子を産みます。動物園によっては、一度の繫殖のタイミングで数頭の繫殖に成功することもあります!
野生下でも15年以上、飼育下では20年近く寿命が続きます。
野生下では活動地域も少なく、繫殖がなかなか進まなく絶滅危惧とされていますが、飼育下では年に1回の繫殖で少しずつ個体数を増やせていっているようです。
飼育下で繫殖された動物は、国内の他の飼育環境に移動することも多いため、国内の多くの動物園でワオキツネザルが飼育されているのでは?と私は考えています。
国内の動物園がワオキツネザルの個体数増加に貢献しているというふうに見えるのはとても良いことですね!
まとめ
ワオキツネザルは個体数は少ない絶滅危惧種ですが、国内の多くの動物園で飼育されています!
その為、動物園で見かけた際は、ただかわいい!ではなく、生態や特徴に注目して観察してもらえたらと思います。そして、ワオキツネザルの理解が進み、ワオキツネザルの保護活動へと興味を持ってもらえたら良いなと思います。