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ヌーとシマウマ

ヌーとシマウマの関係性。サバンナで共存する2種。

目次

サバンナに生息する多種多様な生物たちの中で、ヌーとシマウマは特別な関係性を築いています。

今回は、ヌーとシマウマの関係性とサバンナでの共存についてみていきましょう。

アフリカのサバンナにおけるヌーとシマウマの関係性

アフリカのサバンナには、さまざまな野生動物が共存しています。

特に珍しい共生関係が見られるのが、ヌーとシマウマです。

この二つの動物は、水場や食料を求めて一緒に移動することがよくあります。

それぞれが持つ特徴や能力を活かしながら、互いに助け合って生活している様子が観察できます。

例えば、ヌーは大規模なマイグレーション(大移動)の際に河渡りを行いますが、これは非常に危険な行為です。

シマウマが河渡りをすることについては、下部でも紹介はしておりますが、シマウマがヌーの渡りを誘導し、一緒に渡ることで、危険を回避するのを手助けしています。

シマウマは群れで行動することが多く、渡りを躊躇するヌーを勇気づけ、一緒に河を渡ることで安全にたどり着くことができます。

両者の食性も異なります。

シマウマは草の先端を食べることが好きで、ヌーは草の根元を食べることを好みます。

これによって、同じ場所で食料を共有することができるため、競争をせずに共存することができます。

サバンナでの動物の群れ形成による共存

サバンナはアフリカの草原地帯で、多くの生物が共存し生活しています。

キリンやゾウ、シマウマ、そしてヌーなどは、この地域で一緒に生活しています。

それぞれの動物が独自の戦術や戦略を用いることで、競争を避けながら共存しているのです。

特にヌーとシマウマは、サバンナでの共存が顕著に見られる動物です。

この2種は、群れを作り水と餌を求めることで互いに助け合いながら暮らしています。

これは、生き残るための「群れる」戦略の一例です。

群れを作ることで、獲物とされる危険から逃れることができるため、この戦略が有効に働いているのです。

また、ヌーとシマウマは食物選択においても協力し、競争を避けています。

シマウマは主に草の植物を食べるのに対し、ヌーは草だけでなく木の葉も食べるため、食物資源を共有し競争を回避していると考えられます。

さらに、ヌーとシマウマは草食動物として同じ地域で共存しながら、互いに協力して狩りを行う捕食動物から身を守ることができます。

例えば、シマウマは視覚が非常に優れており、遠くの敵に気づくことができる一方、ヌーは嗅覚が非常に優れており、近くに潜んでいる敵に気づくことができます。

このように互いの弱点を補い合うことで、サバンナで共存して生活することが可能になっているのです。

このように、サバンナで共存する動物たちは、群れ形成や食物選択、お互いの弱点の補完といった様々な戦略を利用して、競争を回避し共存しているのです。

彼らの助け合いの姿を見ることで、自然界の驚異を痛感させられます。 

ヌーとシマウマ
画像引用元:Adobe Stock

警戒音を利用しての共同行動

ヌーとシマウマは、それぞれ異なる警戒音で仲間に危険を知らせます。

ヌーは低い唸り声を出し、シマウマは嘶くような声でコミュニケーションをとります。

これらの警戒音によって互いに警戒し合い、サバンナの中で繁栄しています。

この共同行動の根幹には、彼らが互いの視界を広げることができるためです。

ヌーは身長が低く、シマウマは身長が高いため、お互いに違う角度から見ることができます。

また、シマウマの視力は非常に優れており、遠くの危険を先に感じ取ることができます。

さらに共同行動によって、エサの情報も共有することができます。

お互いに良いエサ場所を見つけた際には、警戒音を使って情報を共有し、エサを見つけやすくなります。

これにより、効率よく餌を探すことができます。

ヌーとシマウマの共同行動は、サバンナに生息する彼らにとって大変重要な意味を持っています。

互いに協力し合いながら警戒音を利用してサバンナで生き延びることができるこの姿は、動物たちのさまざまな共生関係の中で非常に興味深いものとなっています。

シマウマ
画像引用元:Pixabay

シマウマが先陣を切る「河渡り」での共同行動

シマウマは、「河渡り」という危険な行動において、ヌーと共同で行動することが知られています。

河渡りは、シマウマやヌーなどの草食動物たちが、乾季に水場や新たな餌場を求めて長距離を移動する行動です。

この過程で、彼らは大きな河を渡らなければならず、強い水流やワニなどの天敵に遭遇する危険が伴います。

しかし、シマウマは巧みな水泳力やグループ行動などの特性を活かし、ヌーと協力して河渡りに挑戦しています。

シマウマが先陣を切ることにより、ヌーは危険を回避しやすくなります。

例えば、シマウマの縞模様は、捕食者が狩りの獲物とする個体を識別しにくくする効果があります。

さらに、シマウマの優れた視力や聴力を活かし、河の状況や天敵の接近を察知することができるため、ヌーにとっては安全な河渡りが実現します。

また、シマウマが河渡りの先頭に立つことで、ヌーは河の状況や渡る場所をシマウマから学び、次の河渡りや子孫に対して教えることができます。

これにより、シマウマとヌーは共に河渡りの知識と技術を継承し、進化していくことができるのです。

このように、シマウマが先陣を切る河渡りでの共同行動は、ヌーとシマウマの共存と協力を象徴する素晴らしい例であり、アフリカの自然が生み出す奇跡の1つと言えるでしょう。

シマウマとヌーの河渡り
画像引用元:Pixabay

まとめ

今回はシマウマとヌーの関係性についてご紹介しました。

どちらもサバンナを代表する草食動物。

共にその地で暮らす仲間として、お互いの習性を活かしあいながら生活しているのですね。

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