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シロナガスクジラ

地球最大の動物。シロナガスクジラの特徴や生態、寿命を調べてみた。

著者:KATSU

目次

今回は、現代に生きる動物の中で最も大きい動物、シロナガスクジラについてご紹介します。

シロナガスクジラの特徴や生態

哺乳綱偶蹄目ナガスクジラ科に属します。海洋動物の中でも、陸上動物を合わせても、現代の地球上に存在する(発見されている)動物で最も大きい身体を持っています。

その体長は何と!30m近くになる個体もいるほど。

25mプールを想像するとわかりやすいですね!

あのプールよりも、長いというわけなので、実際に目の前に表れたら恐怖!でしかありません。

シロナガスクジラ
画像引用元:Pixabay

主な生息地域は、世界の海です。

回遊していることが多く、全海域で見られることがありますが、日本近海ではあまり見られません。

寒帯地域にいくことも多く、目撃例は北極圏や南極圏の方が多いイメージがあります。

群れいることもありますが、単体で行動していることも結構あります。

動画や画像では、単体もしくは親子のシロナガスクジラが撮影されていることが多いことから、単体でいることの方が多いのではと私は思います。

シロナガスクジラは、他のクジラと同じく、オキアミや魚を補食します。

あの巨体を保つためには、相当数の魚を補食するのだろうなと想像ができますね。

シロナガスクジラの寿命

シロナガスクジラの寿命は、80 ~ 90年くらいだと言われています。

野生下ではということですが、そもそも飼育している場所はありません。

シロナガスクジラに限らず、クジラの巨体を飼育できる水族館なんてのは無いですね。

(クジラの仲間のゴンドウなどは水族館で見ることもできます。)

シロナガスクジラの寿命80 ~ 90年というのは、人間と同じくらいという印象です。

とても長生きの動物なのですね。

シロナガスクジラは妊娠期間が1年ほど、そこから子育てをし次の妊娠まで約2 ~ 3年ほど。

1回の妊娠で1頭の子供を出産するので、繫殖力は高くない動物です。

あの巨体を維持するには、個体数が多くなるのは難しいでしょうね。

シロナガスクジラは絶滅危惧種?

シロナガスクジラは絶滅危惧種に認定されております。

レッドリストには、【絶滅危惧IB類(EN)※ IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの】に登録されています。

出典:レッドリスト シロナガスクジラ

外洋で生活をしており発見も稀なので、野生の個体数の把握は難しく、今どれくらいの個体数が生きているのかは詳しくはわかっておりません。

1800年代に、シロナガスクジラは多数狩猟されて個体数が減少していきました。

しかし、現代では個体数減少には人間からの直接的な影響は少ないと考えられています。

と言っても狩猟などの直接的な原因が無くなっただけで、地球温暖化や海の環境破壊、活動地域の拡大などの影響はまだまだあるのではと思います。

まとめ

今回は、シロナガスクジラのご紹介をしました。

ちなみにですが、恐竜映画にも出てくる有名な海洋肉食動物の「モササウルス」。

そのモササウルスで12mほどの大きさと言われています。その為、シロナガスクジラは恐竜時代に生きていても、充分巨体な動物として存在できていたのでしょう。

こちらはシロナガスクジラの特徴や生態についてご紹介されている動画です。

ぜひ参考にしてくださいませ。

動画引用元:Nat Geo WILD

動画は、【Nat Geo WILD】 のYoutubeを掲載させていただきます。

いつか、シロナガスクジラを直接見れる日が来ることを待ち望んでいます。

ただ見るときは船の上からが良いですね。ダイビングで見るのは怖そう…

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