動物にも共感する感情はある?動物のコミュニケーションから見えてくるもの
2024.1.18
目次
今回は、とある興味を引く記事を見つけたので紹介したいと思います。
動物の行動
みなさんはどんな動画を観ますか?私は動物の動画を観ることが非常に多いです。なぜなら、動物にいろいろな表情や行動があると気付き、またそれを見ているとなんだか癒やされるのです。
私が観たペンギンのショート動画中でお気に入りを1つ紹介します。左右からそれぞれペンギンのグループが歩いてきました。グループ同士がすれ違う時、互いに立ち止まって「情報交換的」なことをしていました。(これだけで私は、「ペンギンたちが会話してる」と私は大喜びでした。)
すると、片方のグループにいたペンギンが間違えて自分のグループではない方に着いて行ってしまいました。すると、同じグループの仲間が「おいおい、きみはこっちだよ。グループを間違えてるよ」と迎えに行ったのです。
グループを間違えてしまったペンギンは「あっ!間違えた!」と自分のグループと合流しました
迷子になりそうだった仲間を助け、ペンギンもある意味人間のように仲間を認識しているように見えました。こんな行動に、私は「え〜人間みたい!」と、驚きハッピーになり、なんともほんわかした動画でした。(動画が気になる方は、ぜひググってみてください。癒やされます。)
人間が動物から学べること
シドニー大学の動物行動学のWard 教授によると、動物にも人間のように「問題解決」「共感・相手の気持ちを理解」「コミュニケーションする」能力があると考えられています。また、動物は調和して仲間と一緒に生きることを教えてくれるとも考えられています。
どう思いますか? 私はYESだと思います。 動物って大事なことを教えてくれているなと常々思っていたけれど、ペンギンの動画で改めてそれを感じたからです。
仲間の死を悼む “Empathy”
そしてこれから書く象の行動にも人間が学べることがあると思います。この記事の中で私がもっとも好きなのが、象が仲間の死を悼むことです。 英語的表現で言うと、「beautiful」だと私は思います。
Ward 教授は、象を含めた数種類の動物が仲間の死を悼むと言っています。
この教授がケニアのマサイマラ国立公園のレンジャーの人たちから聞いた話です。
年老いた人間で言う「家長」のメスの象がいて、その象はもう長くなく、最期の時が迫ってきていることを本人を含め周りの象たち、レンジャーの人も感じていたそう。
そのメスの象が死んだ夜、群れの2頭の象が亡くなったメスの象に付き添い、木の枝でメスの体を覆ってあげたそうです。
そして数日後、群れの仲間たちみんなとメスのところへ戻ってきて、厳粛な動物のセレモニー(人間で言うお葬式みたいな感じでしょう)を行ったそうです。
この教授は、動物に感情があるからだとするのは難しく、私たち人間には動物たちが何を考えているのかはわからない。でも、動物たちは「死」「悲しみ」という感覚を理解しているようである。と説明しました。
ここにリンクを貼っておきます。英語の記事ですが、ぜひ見てみてください。
この記事からわかること
動物って仲間想いの、優しい生き物だと思いませんか? 動物たちの取った行動を人間の目線で人間が解釈しているので、100%正確ではないかもしれません。でも、私には動物にも相手を思いやる感覚・気持ち、「共感」という感情を持っているように思えます。
ペンギンの仲間意識、象の相手に共感する感覚、これらはほんの一例ですが、動物にもそういう感覚が「あるんだな〜」とつくづく感じうなずけました。
自分の飼っているペットが、悲しい時など自分に寄り添ってくれた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。これもこの象たちと似たような共感という感覚かもしれませんね。
いろいろあるこの世の中、ある意味、相手を思いやることってなかなか難しい時もある気がします。そんな中、私はこういう動物の行動がとても美しく、温かく思えたので本記事で紹介しました。
動物の動画は本当に常に観ているので、良いものがあったらまたこちらで紹介させていただきます。