強そう!だけど優しそう?~サイの生態と現状~
naochu
目次
今回は立派な角が特徴的なサイについて紹介していきます。これから2種類のサイの生態について紹介します。

どんな動物?
世界にはサイが5種類生息していますが、今回はアフリカ大陸の東部と南部に生息しているシロサイとクロサイの生態を詳しく見ていきます。 サイはどの種類も毛が短く寒い地方には生息しておらず、アフリカ大陸やインド、インドネシアなどの暖かい地方に生息しています。しかしサイの祖先たちは寒い地方を含めすべての地域に生息していました。
次にサイの体調など見た目についてです。シロサイは体長は最大400mで体重は2300kgとかなり巨体です。皮膚はとても固く、厚みがあります。その厚さなんと5㎝!また内部はコラーゲンの層になっています。この厚みのおかげで肉食動物の歯や爪を簡単には通しません!
そして大きな頭蓋骨は前後にのび、後頭部が上がっています。そして角も骨と同じものだと思われますが実は毛が集合したものなのです。角がなくなったとしてもまた新たに伸びてきます。シロサイやクロサイは最大で1.5mもの長さになります。 またサイの目は非常に小さく、視力が弱いためシロサイは30mも離れると動かないものは認識することができないのです。
サイは河川や沼などに好んで生息しています。夜行性で基本的に単体で行動しています。植物を食べる草食ですが種類によっては若干食べるものが違ってきます。

サイの現状
現在サイは密猟などによ絶滅の危機に瀕しています。昔は食料として狩猟していたが現在の目的は主に角をとるために狩りをされています。2008年から現在進行形で急増している深刻な状況です。伝統医学や工芸品として角は利用されていますが、角には薬としての効果はないそうです。
そして現在絶滅の危機に瀕しているサイを保護する活動も積極的に行われています。乱獲を防ぐためにあらかじめ角を落としたり、サイには影響がないが人間には有毒な寄生虫の薬を角に投与や検疫などが行われていますが、一部効果を発揮しているものの、治安などの問題から水の泡になっているものもあるようです。

最後に
今回はサイについて紹介してきました。サイがこんなに深刻な状況に置かれていたと分かりかなり驚きでした。保護対策もかなり練られているようですが絶滅の危機に瀕しているのは変わらないようです。現在の高度な技術があるからこそ大切にしなければならないものがたくさんあるということが分かりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
to be continue…