アフリカゾウは最強!?天敵はいるの?生態や特徴をご紹介
2025.2.12
目次
今回は、国内外で多くのファンがいるアフリカゾウの生態や特徴についてお話ししたいと思います。
アフリカゾウは、世界最大の陸上哺乳動物であり、その力強さから「最強の動物」と称されることもあります。
しかし、アフリカゾウにも天敵がおり、保護の必要性などもある状況です。
そこで、今回はアフリカゾウの生態や特徴に加え、天敵や保護活動についてご紹介していきます。
アフリカゾウの魅力に触れながら、その重要性を改めて考えてみましょう!

アフリカゾウってどんな動物?
長鼻目ゾウ科アフリカゾウ属
アフリカ大陸のサハラ砂漠以南の地域に生息
大きな耳、長い鼻、牙(オス・メスともに持つ)が特徴
体長約6m/体重約4000kg
アフリカゾウは、長鼻目ゾウ科アフリカゾウ属に分類されるゾウです。別名サバンナゾウと呼ばれています。
生息地は名前の通り、アフリカ大陸のサハラ砂漠以南の地域のサバンナなどに生息しています。
特徴は皆さんもよくご存知の通り、大きな耳に長い鼻そして牙になります。
地球上で最大の陸上動物であるアフリカゾウの強さと大きさ!
アフリカゾウは、地球上で最大の陸上動物として知られています。
彼らの大きさは、平均的な個体で約6〜7.5メートルの体長と4メートルの体高、そして体重は4000〜7000キログラムにも達します。
過去の記録では、最大で10トン近い体重を持つ個体が確認されています。

このような巨体に加え、鋭い牙と強靭な力を持っており、単体で他の動物に勝つことができます。
この辺りがアフリカゾウは最強と言われる所以かと思います。
アフリカゾウは、その強さと大きさで、世界中で人気があります。
アフリカゾウが苦手な事!
最強と言われているアフリカゾウですが、苦手な部分もあります。
それは、アフリカゾウは陸上の哺乳類で唯一ジャンプができない動物なんだそうです。確かに、あの巨体ですからできなさそうですよね。
その他の理由として挙げてみると、アフリカゾウの足は柱のような構造のため、関節の動きに制限があるそうです。ジャンプに必要な関節の動きが制限されていると、物理的にジャンプは難しいですよね。
こちらの動画ではアフリカゾウがジャンプできない事をやアフリカゾウについて詳しく紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
特徴的なアフリカゾウの長い鼻と大きな鼻に関する興味深い事実。
アフリカゾウの鼻は、ただの鼻ではありません。
アフリカゾウの長い鼻
アフリカゾウの長い鼻は、実は、上唇が合体したもので、長い鼻だけでなく、強力な力で物をつかんだり、飲み物や水源から水を吸い上げたりすることができます。

アフリカゾウの大きな耳
また、大きな耳もただの耳ではありません。
暑い生息地のアフリカでは、新鮮な空気を取り入れ、体温を下げるためにこの大きな耳を広げます。
アフリカゾウの耳には多くの血管が通っており、耳を広げたり振ることで血流を冷やし、体温を下げる役割をしています。特に暑いアフリカの気候では、この大きな耳が生存するにいあたりとても重要ですね。
そして、この特徴的な大きな耳は天敵から身を守ることも可能にしています。
アフリカゾウの大きな耳は優れた聴覚を持っており、遠くにいる仲間の低周波音をキャッチする事ができるのです。
アフリカゾウのこれらの特徴は、アフリカゾウにとって重要な器官であり、アフリカゾウが生存していく為に重要な役割を果たしています。

野生のアフリカゾウの生態と危険性を見てみよう!
日本では野生のアフリカゾウを見ることができません。
アフリカゾウは名前のとおりアフリカ大陸の広範囲に生息している動物になります。
アフリカゾウは、大量に餌を食べる為、餌となる草を求めたり、水場に集まったりすることが日常です。
このアフリカゾウですが、人間による狩猟や人間の活動領域の拡大によって、生息地環境が脅かされています。
近年ではアフリカゾウは人間との接触に慣れてしまい、ゾウ自身はもちろん、人間に対しても危険をもたらすことがあります。
しかし、アフリカゾウは元々は危険な生き物ではない為、もしアフリカゾウに近づく機会があれば、専門家の助けを借りることが安全に観察することができます。
最大のアフリカゾウには天敵はいるのか?
ワニやライオンなどにしばしば、子供のアフリカゾウ・弱っているアフリカゾウ・単独行動をしているアフリカゾウが狙われることがありますが、陸上の草食動物の中でも最大のアフリカゾウには、野生下に天敵はほとんど存在しません。
しかし、密猟をする人間により、アフリカゾウは過去数十年間で急激な減少を見せています。
牙が無いアフリカゾウが存在する理由

アフリカゾウの特徴の一つである牙ですが、牙の無いアフリカゾウが増えているのはご存知でしょうか?
アフリカゾウの牙、象牙は高値で取引されます。そのためアフリカゾウが密猟者により大量に狙われアフリカゾウの数が激減してしまいました。今ではアフリカゾウの個体自体は復活できましたが、その結果、牙を持たないゾウの数が増え、牙のない遺伝子を持つ個体が生き残りやすくなってしまったようなのです。
研究によると、牙が無い方が密猟の対象から外され、生存できる可能性が高かったからと結論づいたそうです。
このことからアフリカゾウの天敵は唯一、人間だと思います。
ただ、その人間は全てが天敵ではなく、保護活動をする人間ももちろんいます。
保護区や国立公園、野生生物保護プログラム・研究などの取り組みを通して、アフリカゾウの生息数や生態を守っています。まだまだ課題が残っている状態ではありますが。
例えば、不必要な密猟などを行う一部の人間がアフリカゾウにとっては天敵であり、その天敵を減らすことも保護活動の一環で、この人間をどう減らすかも難しい課題になっています。
まとめ
今回はアフリカゾウについてご紹介しました。
陸上最大の動物でありながら、個体数が減少傾向にもなっているアフリカゾウ。
その減少の原因の1つが我々人間の活動です。
1つずつではありますが、こういう原因を減らしていければと思います。
それが、陸上最強動物でもあるアフリカゾウの姿が未来でも見れることに繋がっていきます。