ウサギの耳の特徴や機能、聴力に注目!
2023.12.1
目次
今回はウサギの特徴でもある耳に注目して紹介していきます。
ウサギの耳
ウサギと言っても、いろいろ種類はいますが、どのウサギにも特徴として耳が長いというのがあります。
種類にもよりますが、イングリッシュロップイヤーという種類のウサギは、片方の耳の端からもう片方の耳の端までの長さまでが79cmという長さでギネスブックにも追加されているそうです。
ただ、意外にそこまで耳が長くないウサギの種類もいます。
日本で馴染みのあるウサギは、二ホンノウサギではないでしょうか。
いわゆる野ウサギと認識されており、野生で見る機会が最も多いウサギではないでしょうか。
というのも、二ホンノウサギの生息地は、主に本州・四国・九州と全国区域。
他にも野生に生息しているウサギの種類は、その地域のみという種類なので、二ホンノウサギが最も見られる機会が多いのだと思います。
この二ホンノウサギの耳の長さは、約6 ~ 8cm。
人間の大人の耳の長さと実はあまり変わりません。
しかし、ウサギの方が耳が長いイメージがある。
それは、単純に耳が上についているか横についているかの違いだと思います。
人間も頭の上に耳が縦についていたら、二ホンノウサギと同じくらい長い耳という印象がつくでしょう。
ウサギの耳の可動域
ウサギの耳はくるくるとほぼ360度動かせます。
耳を前から後ろや後ろから前に何度も動かしている時は、多方面の音を聞くことに集中している状態。
野生化では天敵の多いウサギなので、この耳を最大限に活用して、いち早く天敵の接近に気付くようにしています。
ウサギの聴力
さて、その耳が特徴のウサギですが、聴力はどれくらいなのでしょうか。
ウサギは、3km先の音も聞こえるくらい聴力が良いとされています。
音なので、遮断物があるかないかや、そもそもの音の大きさなど様々な要因が加わるので、一概に正しい距離とは言えないかもしれません。
それでも、かなり遠くの音を聞き取れ、聞き分けれるのですね。
ウサギの耳は長いだけでなく横にも広いので、その分音を捕えることができることが、良い聴力に繋がっているのかと思います。
ウサギの天敵
今回は二ホンノウサギについてになりますが、ウサギの天敵はワシなどの猛禽類やヘビになります。
ワシやタカ、ヘビは日本にも多くの種類が野生で生息していますので、二ホンノウサギにとっては天敵です。この天敵の接近に気付く為に、ウサギの耳は発達したと考えられています。
そもそも、二ホンノウサギは警戒心がとても強く、しきりに耳を動かしてや周囲の状況を確認しています。
野生の二ホンノウサギを見かけたことがある方は、すぐに逃げられてしまうという印象をお持ちなのではないでしょうか。
身体も大きくなく、肉食動物の補食対象になりやすい小動物なので、天敵から身を守る為に、五感の中でも聴力を発達させた動物がウサギなのですね。
まとめ
今回は簡単にですが、ウサギの耳や聴力についてご紹介いたしました。
ただ耳が長くて可愛い動物!と思うだけではなく、何で長いのだろう?と少しの疑問からウサギの生態を知るきっかけを作ってもらえたらと思います。