ライオンはどんな種類がいる?オスのたてがみの違いや黒い理由とは。黒いほど…
2024.2.17
目次
今回は動物の頂点として君臨する「百獣の王」ライオンがどんな動物なのかと、どんな種類がいるのかを見ていきましょう!
そして、オスライオンの象徴「たてがみ」についても種類ごとの違いをご紹介します。
ライオンの種類は何がある?
そもそもライオンという名称は、全てのライオン種の総称になります!つまり、ライオンと言っても様々な種類がいるのです。ライオンの種類は意外と多いので、今回は一部をご紹介します。
マサイライオン(アフリカライオン)
アフリカのケニアやタンザニアのサバンナに生息しているライオンは、マサイライオンで別名アフリカライオンとも呼ばれる種類です。野生のライオンはアフリカのサバンナで撮影されることが多いので、多くの方が見ているのがマサイライオンでしょう。
インドライオン(アジアライオン)
インドの保護区に生息しているライオンで、別名アジアライオン。このアジアライオンというのも結構有名なので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
インドライオンの特徴としては、少し小柄なところ。あと、オスライオンのたてがみも短い傾向にあります。写真で見ていただくと額の部分がインドライオンの方がマサイライオンよりも広いですね!
バーバリライオン(アトラスライオン)
ライオン界の頂点。4m以上の体格を持つ個体もいたとされる、ライオンの中で最も大きい種類。
一度は絶滅したとされたが、モロッコで個人的に飼育されていた個体が発見されて、絶滅の表記が無くなった。
バーバリライオンはその大きさからか、1800年代から1900年頭くらいにバーバリライオンはステータスの証とされ、貴族などに飼育されることになったそう。その乱獲や生息地域の減少などが影響して絶滅になったのです。
バーバリライオンは現在、モロッコのラバト動物園で飼育されています。
バーバリライオンの別名はアトラスライオンで、モロッコのラバト動物園でもアトラスライオンとして紹介されている。
ちなみに、ラバト動物園ではバーバリライオンの繁殖にも成功しており、まだまだ個体数は少ないものの絶滅は免れている。
バーバリライオンの血は他の種類のライオンにも流れている可能性があるとされており、アフリカやインドにいるライオンの個体の中には、実はバーバリライオンとの混血種だったということも珍しくないそうです。
※上の画像はフリー素材サイト内でバーバリライオンの検索で表示はされましたが、バーバリライオンと断定は出来ません
ライオンのたてがみの特徴
ライオン=たてがみをまずは連想するくらい、ライオンのお馴染みの特徴になっています。
前述でご紹介した3種のオスライオンにも立派なたてがみがありますね!ただ微妙に違いも?このたてがみについて見ていきましょう!
ライオンのたてがみは、生後1年経過したくらいから徐々に長くなっていきます。
このたてがみ。いったいどういう意味や機能があるのでしょうか。
たてがみの理由 その1
まずは、自分を大きく見せる為だと考えられています。ライオンは、オスを中心に数十頭のメスや子供の群れ(プライド)を作って生活をしています。
そのオスは1頭~数頭で群れを守っています。基本的にはオスは群れを守る役目をしているので、この守る際に必要なのは力です。
そして、その力があることの証明になるのは、体格の大きさになります。
そこでこのたてがみがあると、自分をより大きく見せれるので、強さのアピールポイントとなるのです。
下の画像を見ると、メスライオンと比べると顔が大きい!と思いますよね笑
たてがみの理由 その2
ライオンのたてがみは茶褐色や金色のライオンの皮膚の色に近い色をしています。ただ、このたてがみが黒くなっているライオンもいます。この黒いたてがみ。
これもライオンの強さの象徴です。
男性ホルモンの一種、テストステロンの濃度が濃いオスライオンほどたてがみは黒くなります。
このテストステロンが濃いオスライオンは強く、攻撃性も高い。その為、メスライオンも多く寄ってくると言われています。
このテストステロンはオスライオン同士の戦いで勝つとさらに多く分泌されるとも言われており、まさに強いライオンの象徴は黒いたてがみということになるのですね。
たてがみ まとめ
上記のような理由から、オスライオンのたてがみは「より長い」「より黒い」ライオンほど、強いオスライオンということ。
まさに百獣の王のオスライオンの象徴としての意味をたてがみは持っているのですね!
ちなみに、このたてがみはオスライオンにしか生えません。しかし、一部の地域のライオンではメスライオンにもたてがみが生えているのを確認したそう….。
原因はわかっていませんが、遺伝的なことやメスが中心の群れの場合などで、オスライオンの特徴を持ったメスライオンが誕生したそうです。
まとめ
今回はライオンの種類とオスライオンのたてがみに注目して、ご紹介してみました。ほとんど狩りにも参加せず、群れと縄張りを守る役割のみをしているオスライオン。
しかし、いざという時は、その体格と圧倒的な力で他の動物たちを払いのけるその姿。
まさに、百獣の王だと感じさせます。
このたてがみは、前述のとおりオスライオンの個体によって色も長さも違うので、もし動物園などで見る機会があればゆっくりと観察してみてくださいね!