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ゴールデンターキン

ゴールデンターキンってどんな動物?絶滅危惧種にもなっている!?

2024.10.30

目次

今回はゴールデンターキンのご紹介です。ゴールドの輝く身体を持っている動物、ゴールデンターキンの特徴や生態とは!?

チアセブンアーチ編集部からのコメント

Youtubeで当記事の要約ショート動画が見れます!
動画引用元:Youtube チアセブンアーチ

ゴールデンターキンってどんな動物?

ゴールデンターキンの特徴

鯨偶蹄目 反芻亜目 ウシ科 ヤギ亜科

中国/ブータンの標高2,000m ~ 3,000mのところに生息

草食動物

オス・メス共に湾曲した黒色の角が生えている

金色の毛に短い足

鯨偶蹄目 反芻亜目 ウシ科 ヤギ亜科であるゴールデンターキンは見た目通り、ウシ科の動物になります。しかし、ヤギ亜科でもある事から、見た目は牛に近いながら、行動などはヤギに近いところもあります。

ターキンという動物の種類の亜種の1種であり、ターキンの亜種はチベットターキン ・スーチョワンターキン・ブータンターキンそしてゴールデンターキンの4種になります。

ターキンは、中国やブータンに生息しており、標高2,000m ~ 3,000mにもなる山地に生息しています。

その中でも、ゴールデンターキンは主に中国南西部付近に生息しているターキンになります。

群の大きさは季節ごとに変化しますが、基本的にはオス1頭に対してメス数頭の群れで生息しており、草や竹や落ち葉などを食べる草食動物です。

春になるとたくさんの家族が集まり、最終的には300頭の群れを作ります。

また、生息地の山地は足場が岩や石でゴツゴツしている部分も多いのですが、短い足のお陰という事とヤギに近いという事で岩の上なども特に問題なく歩けるそうですよ。

ゴールデンターキン
画像引用元:Pexels

ターキンの角はオスだけではなくメスにも湾曲した黒い角が生えています。その角は60センチ〜90センチくらいの大きさにまで成長するそうです。

そして、一番の特徴でもありますゴールデンターキンの毛の色は、金色の毛が生えています。しかし、ゴールデンターキンの子供はと言うと茶色の毛をしています。

子供の様子が見える動画を用意しましたのでご覧ください。

画面引用元:SanDiegoZoo

いかかでしたか?子供は親よりも濃い色をしていますね。子供ってどの動物も可愛らしいですね!

寒さから身を守る方法!

標高の高いところに住んでいるゴールデンターキンですが、標高が高いところはとても寒いです。その為、ゴールデンターキンは寒さから身を守る役割がある特徴を持っています。

油を出す!?

ゴールデンターキンは身体から汗の代わりに油を出します。水を弾く性質のある油は、雨などの水分が身体に触れて体温を低下させてしまわないようにしています。レインコートのような役割ですね。

この油の色は茶色なので、ゴールデンターキンは金色ではなく、茶色に見える時もあるそうですよ。

大きな鼻!

ゴールデンターキンはとても大きな鼻をしています。

実はこの大きな鼻も体温を低下させないようにする為にあります。

冷たい空気を一気に吸い込むと、身体が冷えてしまいます。しかしこの大きな鼻(副鼻腔)に冷たい空気を入れる事で空気が温められ、肺に空気が入っても身体が冷え過ぎてしまう事がないようにしています。

引用元:ANIMALIA

ゴールデンターキン
像引用元:pixabay

ゴールデンターキンは絶滅危惧種?

ターキンは絶滅危惧種に認定されております。

レッドリストには、【絶滅危惧II類 (VU)※ 絶滅の危険が増大している種】に登録されています。

出典:レッドリスト ターキン

ゴールデンターキンの寿命は野生下では、16 ~ 18年で、飼育下では20年ほどと言われています。

そもそもの個体数が少ないことも、絶滅危惧の一因になっているかもしれませんね。

ゴールデンターキンは珍獣

ゴールデンターキンは中国では、ジャイアントパンダとキンシコウの3種で、三大珍獣とされています。

ジャイアントパンダ

ジャイアントパンダ
画像引用元:pixabay

キンシコウ

画像引用元:photo AC

ゴールデンターキン

ゴールデンターキン
像引用元:pixabay

3種とも、中国を代表する動物たちであり、見た目も一風変わった雰囲気なところが三大珍獣とされている理由なのかなと思います。

3種ともにとても個性的な顔立ちをしていますね!

ゴールデンターキンはどこで会える?

ゴールデンターキンは日本にはもちろん野生はいません。

ただし、一部の国内の動物園ではゴールデンターキンを飼育している場所もございます。

・アドベンチャーワールド

・横浜ズーラシア

・多摩動物公園

などなど。珍獣の為、国内でも飼育されている動物園は少ないですね。

ただ、だからこそ観に行く価値があります。意外と知らない珍獣こそ、ぜひゆっくり観察してほしいと私は思います。

まとめ

今回はゴールデンターキンについてご紹介しました。

金色の毛皮を持つ珍獣、ゴールデンターキン。

あまり知られていない生態や特徴を知っていただき、絶滅危惧になっていることも知っていただきたいです。

ゴールデンターキンの姿が未来でも見れますように。

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