タヌキにまつわる「ことわざ」の意味や由来は?
2024.8.9
目次
昔からタヌキは、日本の民話やことわざにもよく出てくるほど、親しまれてきた身近な動物です。
見た目は可愛らしいのですが、ことわざや民話には、ずる賢かったり、騙そうとしたりする姿も目にしましょね。今回は、タヌキに関することわざや、その意味についてご紹介します!
タヌキにまつわる「ことわざ」とは?
タヌキ寝入り
取らぬタヌキの皮算用
タヌキに化かされる
タヌキ寝入り
「タヌキ寝入り」ということわざ、時折聞きますよね。これは、実際には寝ていないのに寝たふりをすることを意味します。タヌキは実は、すごく驚くと死んだふりをするんです。そんな性質のタヌキからこのことわざがで出来たそうです。
取らぬタヌキの皮算用
「取らぬタヌキの皮算用」は、狸をまだ捕まえていないのに、その皮を売ったと考え、 儲の計算をすることから、手に入れていないものを当てにして、様々な計画を立てることを意味します。
昔はタヌキの皮を剥ぎ、タヌキの皮を毛皮として日々の生活に役立てていたため、このことわざが生まれたとも言われています。
タヌキに化かされる
「タヌキに化かされる」ということわざは、日本の民話や伝説の中で、タヌキが人を騙して困らせる話が多くあることから生まれました。このことわざは、誰かに騙されたり、うまく利用されたりすることを意味します。タヌキが巧妙に人を化かすというイメージから、こうした表現が使われるようになったのです。
タヌキがことわざに使われる理由
タヌキはどのような生態?
日本やアジアに広く生息
雑食性の動物で、夜行性
タヌキは、全長50〜70cmほどで、尾の長さは15〜25cm程度です。体重は4〜10kgで、季節や地域によって異なります。冬になると、毛が厚くなり、ふさふさとした外見になります。顔の部分に特徴的な黒い模様があり、これがマスクをかけたように見えるため、「たぬき顔」として知られているようです。
また、タヌキは雑食性で、非常に幅広い食べ物を食べます。主な食べ物には、果実、木の実、昆虫、小型の哺乳類、鳥類、魚類、カエルなど。季節によって食べ物が変わり、秋には果実や木の実を多く食べ、冬には小動物や鳥の卵などを探して食べます。
日本の伝統文化とタヌキの関係は?
タヌキは日本の伝統文化や神話、民話の中で、特別な位置を占めています。特に、タヌキが人を化かす話は多く描かれています。こうした物語を通じて、タヌキは日本人の心に深く刻まれ、それがことわざとして言葉に残ったのかもしれません。また、タヌキは商売繁盛の象徴としても知られ、信楽焼のタヌキの置物は昔ながらのお土産店や商店などの店先で見かけることができます。
まとめ
今回はタヌキにまつわることわざについてご紹介しました!
様々な動物にまつわることわざも多いので、勉強になるなと思いました!