なぜマレーバクが絶滅危惧種になっている?絶滅を防ぐ対策はあるのか。
2024.5.3
目次
バクという動物を知っていますか?
知っている方が今想像したバクの姿。たぶん白と黒が特徴のバクじゃないですか?
それくらい、バクと言えばマレーバクという印象が強い(個人の判断です笑)マレーバクについてご紹介します。
かれらは絶滅危惧種だった…
マレーバクってどんな動物?
マレーバク。バクの仲間の中では一番有名な種類(個人的な意見です笑)
哺乳綱ウマ目バク科バク属。ウマ目となっているので、ウマの仲間?とも思われがちですが、これには理由があります。
ウマ目は別名「奇蹄目」(読み方:きていもく)。奇蹄目とは、蹄(ひづめ)を持つ動物の中で、指の数が奇数の動物の種類です。
奇蹄目で一番有名な動物の種類が、1本指のウマ。その為、奇蹄目=ウマ目となっています。
バクも指の数は奇数なので、奇蹄目(=ウマ目)になるのです。(※バクの指の数は、前脚が偶数、後ろ脚が奇数だそうです。)
マレーバクの体長は180 ~ 200cm前後。中型の哺乳類です。生息地域は名前からもわかるとおり、マレーシアを中心にした東南アジア。
白と黒の身体が特徴。パンダみたいですね!
ちなみに地肌の色は黒です。白い部分は、黒い地肌に白い毛が生えているのですね。※シマウマと同じです。
マレーバクのかわいい特徴をご紹介!
白と黒がくっきりとわかれる身体のマレーバク。マレーバクの顔は、ゾウのように鼻が伸びています。
この鼻は柔軟性にも優れており、とても器用に使うことができます。
マレーバクはこの鼻を使って食べ物を手繰り寄せたり、拾い上げて食べています。
そして、いつも眠たそうに見える目。この目や鼻の特徴がマレーバクがかわいいと人気の特徴かもしれません。
そして、マレーバクの赤ちゃんもかわいい!と有名です。
大人みたいに白と黒ではっきりとわかれているわけではなく。白の粒や線のような模様がたくさんあります。大人と子供は全然似ていないのですが、この子供(赤ちゃん)マレーバクもかわいいと人気なのです。
マレーバクは絶滅危惧種!
マレーバクは絶滅危惧種の1種でもあります。マレーバクは【絶滅危惧IB類(EN)※近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの】にレッドリストで登録されています。
なぜ絶滅危惧になっている?原因
生息地であるマレーシアで、林業の影響で生息地となる森が減ったことや狩猟による減少などが原因と考えられているようです。
絶滅しない対策とは?
マレーシアではマレーバクの保全活動が進められています。しかし、なかなかうまくいっていない地域もあるようです。
まとめ
今回はバクの仲間のマレーバクに注目してご紹介しました。
見た目の特徴がかわいいと人気のマレーバクですが。ご紹介したとおり絶滅危惧種でもあります。
日本国内の動物園にはマレーバクを飼育している場所もあるので、もし見かけた際は、ゆっくりと観察してみてくださいね。